ビックリばぁちゃん。 ページ21
アミル「て言うか、この世界旅してどうすんの?」
ルイ「魔王の幹部の部下にケンカ売られたから魔王をぶっ飛ばす旅とかよくない?」
アミル「賛成。」
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おい、お前ぇ!何ばぁちゃんの確信ついちゃってんだよ!
「そうさね、生きてる内に一目みるのが夢だよ、昔は絶対見つけて話してみたいとか思ってたけど、結局、見れなかったからね。」
「だってよ。見せてやったら?夢なんだとよ。」
う〜ん夢かぁ。仕方がない。腹を括るか。
「へいへい、これでいい?」
特性をオフにして姿を見せる。ばぁちゃん泣いてる。こっちによって…って来るなぁ!でけぇんだよくそ!
「そんなにスイスイ避けなくてもいんじゃねーのか?なに?怖いの?」
「怖いにきまってる。」
ムスーとしながらアミルを睨み付けとく。
怖いよそりゃあ!言ってしまえばリアルでとあるアニメの巨人みたいなやつらの巣に来てるんだぞ?
「本当に、妖精かえ?」
「そうですね妖精です近寄らないでくださいデカイ怖い。」
本心をドストレートに伝えるとそれ以上は近づいて来なかったね。ありがてぇ。
「そんなことより、早いことオークションに出しちゃってください。取り合えず風、水、日の属性のやつを一つずつ。」
一気に出したら価値が薄れそうだしね。
「あぁ、そうさね…取り分はそちらが7割、あたしが2割、でもいいかね?」
「あれ?残りの1割は?」
あ、それ俺もおもった。どゆこと?どこにきえるん?
「オークションを開催してる財閥…名前はユールガルアンドラシア財閥だ。長くて覚えずらいから、ちまたじゃユール財閥で通ってるがね。そこに1割は吸いとられるよ。」
ふうっと一気に話して疲れたのか、はたまた妖精である俺をみたせいで興奮したのかしらないが、タメ息をついた。
「オークションにいくにゃ、そこの転移陣に乗る。そこで受付がある。この転移陣もユール財閥が渡してきたもんだが…よし、取り合えずいくぞ。妖精様は何があるかわかりませんし、見つかってしまうと売られてしまうかもしれないので、そこで待っていてくだされ…ああ、そうそう、本名は名乗らないほうがいい…あたしの名前はキャリーだよ。よろしくね」
待ってる待ってる。キャリーてなんかぎゃるみたいな…まあいいか。
「俺はイチノセ、そっちの赤い髪がアヤセだ。よろしく。」
好印象を与えるべく、にっこりと笑った。
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作者名:スルメちゃん x他1人 | 作成日時:2021年4月17日 10時