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散歩はするけど歩かない。足無いし ページ3

ボッチを自覚してはや数日。俺はこの森からどうにか出てみようと考えた。もちろん理由は暇だから。

だってさぁ、やることといったら昼寝か昼寝か寝るかだよ?全部寝てるだけだし。

ステータスの変動もレベルが1、2上がった程度だし。多分だが、レベルが10になると種族が変わるんだと思うんだよね。

で、種族が変わる=進化ってことで、体が1から作り変わるんだと思う。進化って、そういうポ○モンみたいなものじゃないと思うんだけど、細かいことは気にしない!

俺の場合はスキル〔聖吸収〕のおかげだね。ところで聖ってなんだろ?聖力もよくわからんし。

取り合えず、おいておこう。考えてもわからん!バカだからな!

どうやって出るかわからないので森をフワフワ飛ぶ。飛んでりゃそのうちどっかにつくだろ!たぶん!





もう三時間ぐらい歩いたぞ。間違えた、飛んだぞ。

景色変わらん。広すぎだろもうちょい縮めや!

てかさ、俺って人に見つかったらどうなんの?捕まるの?ビンに入るの?それはやだなぁ。人と遭遇しませんように!


ガサガサッ!


何で願った瞬間出てくるんだ人間!こういうのがフラグか!なるほどわかりたくない!

こちらを見つめてくる赤毛の幼児や。こっちみるな近づくな瞳を輝かせるな!

「わぁ!ほんとに妖精だぁ!」

妖精じゃないよ微精霊だよ。ん?妖精と精霊っておなじなんかな?ってそうじゃない手を伸ばすなぁ!

素早さ70(もうちょっと高いけど)の維持見せてやるぜぇ!


スィッ

スカッ

「も〜なんでよけるのぉ?」


避けますとも。だってでかいし。いや、見た目的に9歳ぐらいだから人間にしては小さい方かもしれないが、俺にとってはデカイデカイ!
虫の気持ちがよくわかる!人間ってこんなに怖かったのね!

「俺ね、アミルって言うんだ!よろしくね!」

よろしくしたくないですな。帰りたいけど追いかけてきそうで怖いな。


「あ!もう帰らないとお父さんに怒られちゃう!また明日ね妖精さん!」

また明日も会いたくないよアミルくん。…あ、これついていったら出られることない?こっそりついてこ!







こんなにあっさり出られるとは…あ、もう夜だ。夜と言ったらやることは一つ!お休み!

暴力親父 アミルside→←睡眠時間もしかして:10年



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設定タグ:妖精系主人公 , ファンタジー , もと男な女主 , オリジナル作品
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作者名:スルメちゃん x他1人 | 作成日時:2021年4月17日 10時

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