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次は私の番。
今回の訓練ではミカサはもちろん、昨日のコニーやジャン、サシャまでが合格をもらっていた。
貴「うん、割といけるね」
ぶら下がりながらエレン達を見つけ、親指を立てる。
Aも例外ではなく、無事合格を貰うことが出来た。
「A・ノルウィスだったか？あいつもアッカーマンには少し劣るが中々に筋がいいじゃないか」
「本当ですね、ブレもない」
「アッカーマン同様、何をどうすればいいのかがわかるのだろう…素質とはそういうものだ。…今期はできる者が多いようだしな」
「あの…彼は…」
「…素質というものだろう。人並み以上にできることがあれば…人並み以上にできないこともある」
思わず目を見張った。
ぶら下がるだけって言ってたのどちら様だったかな。
しかし本人も相当驚いているのだろう。 頭に？を浮かべながらこちらを見てくる。
ダメだとは思ったが口元が緩んで仕方がなかった。
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ﾐｶｻ「基本通りにやればできるはず。上手くやろうとか考えなくていい。上半身の筋肉は固く、下半身は柔らかく。
前後のバランスにだけ気を付けて腰巻きと足裏のベルトにゆっくり体重を載せる」
ｱﾙﾐﾝ「落ち着いてやればできるよ。運動苦手な僕だってできたんだから」
貴「うん、エレンは別に運動神経も悪くないしバランス力だってあるからね」
ぼそっと「たぶん」と付け足す。
ｴﾚﾝ「…今度こそできる気がする。上げてくれアルミン！」
「いくよ」
ハンドルを回し紐をゆっくりと上げていく。
が、
ガシッ
ブンッ
ゴッ
足が浮いた瞬間上半身が前のめりになりそのまま両足が宙を舞って頭をぶつけた。
後ほどｼﾞｬﾝや他の兵士によって兵舎に戻ってきた4人のうちミカサとアルミンはエレンの介護、Aはお腹を抱えて肩を揺らしていたのが目撃された。
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作者名：メイ | 作成日時：2019年8月20日 5時
