【進撃】自由へ (ページ16)

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エレンがスプーンを落とした音ではっと我に返り隣を見る。

貴「……」

2人の異変に気がついたマルコはみんなに呼びかける。

ﾏﾙｺ「…みんな、もう質問はよそう。思い出したくないこともあるだろう」

ｺﾆｰ「す、すまん2人とも！色々と思い出させちまって…！」

貴「…大丈夫だよ。少し考え事してただけなんだ」

隣を見ると歯を食いしばりパンに手を伸ばすエレンの姿があった。

ｴﾚﾝ「違うぞ…」

ﾏﾙｺ「え？」

エレンパンを一口食いちぎり言った。

ｴﾚﾝ「巨人なんてな…実際、大したことねぇな。
オレ達が立体機動装置を使いこなせるようになればあんなの敵じゃない！
石拾いや草むしりじゃなくてやっと兵士として訓練できるんだ！さっきは思わず感極まっただけだ！」

貴「……」

ﾏﾙｺ「そ、そうか…」

エレンはあえてかこちらを向いて『石拾い』というワードを強調した。

ｴﾚﾝ「そんで調査兵団に入って…この世から巨人共を駆逐してやる！そして…」

？「オイオイ正気か？」