【進撃】自由へ (ページ15)

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ｴﾚﾝ「……だから…見たことあるって…」

ｺﾆｰ「本当か！？」

ﾏﾙｺ「どのくらい大きいんだ！？」

晩御飯の時間になるとエレンとAは質問攻めにあっていた。

貴「大きさか…壁から顔を出すくらいかな」

「何！？俺は壁を跨いだと聞いたぞ！」

「私も！」

「俺の村でもそう言ってた！」

貴「イヤ…そこまで大きくはないよ…ね、エレン？」

ｴﾚﾝ「あぁ」

「どんな顔だったの？」

ｴﾚﾝ「皮膚がほとんどなくて口がでかかったな」

「ウォール・マリアを破った『鎧の巨人』は！？」

ｴﾚﾝ「それも見た。そう呼ばれてるけどオレの目には普通の巨人に見えたな」

貴「私もそう見えたかな。大きさも普通のと変わらないからね」

「じゃ、じゃあ………普通の巨人は！？」

その言葉でエレンのお母さんが食べられる瞬間を思い出す。

血飛沫、鉄の匂い、悲鳴が昨日のことのように鮮明に蘇った。

カラン