私はヒロインのお友達

8:駄菓子屋 ページ9

「ここですね、銀行強盗があったの」

思っていたより大きいな…

「そうだね」

「早く駄菓子屋行きたいので早めに推理、頑張って下さい」

「この名探偵の僕にかかれば1分も要らないね！」

「わーすごーい」

「何か棒読みじゃない？」

「ソンナコトナイデスヨ」

「ﾑｯｽｰ」

「ほら！頑張って下さい！」

「…異能力『超推理』！」
―――――――――――――――
「いやー、凄かったですね異能力超推理。」

「まーね！早く駄菓子屋さん行くよA！」

「はい！」

ふふっ♪駄菓子、何買って貰おっかな〜？

「あ、」

「ん？どうしたんで……あ、」

「やぁやぁお2人さん！」

「太宰…」

「唐変木…」

「どこに行くんですか乱歩さん？」

「駄菓子屋だけど」

「あとAちゃん、そんなに嫌そうな顔をしないでくれたまえ」

「……あ、あそこに良さそうな川が〜」

「何処だい？」

「あそこ」

「本当じゃないか！少し行ってくるよ！」

「…A」

「早く行きましょう」
―――――――――――――――
「どれにしようかな〜？」

「A〜、早く！」

「あ、饅頭がある✨

じゃあ、栗饅頭と普通の饅頭で！」

「じゃ、買ってくるから来て！」

「え？何で？」

いっつも外で待っているのに…

「…前みたいな事があるかもしれないから」

前って…あぁ、あのナンパしてきたやつか！

「でも、なんともなかったですし…」

「いいから！」

「あ、はい。」

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