私はヒロインのお友達

26:○○編スタート ページ29

里奈が探偵社を辞めて1週間がたった。

私が起きると里奈はもういなかった。行方が分からず、学校にも来ない。

まるで、存在が消えてしまったかのようだった。

里奈のおかげですぐに歩けるようになったが私の心にはぽっかりと穴が空いたような寂しさがあった。


「ふぁ〜」

「Aさん寝不足ですか？」

「あ、賢治くん。大丈夫大丈夫！」

「A、隈できてるよ。」

そう与謝野さんに言われてすぐに確認すると薄かったが隈があった

「あ、ほんとだ。」

その一連の会話を国木田さんが顔を顰めながら見ていた。

「くにきーだくーん！顔、こわいよ〜？」

「うるさいこの唐変木！お前はさっさと仕事をしろ！」

「国木田く〜ん、私は美女と心中しないと、やる気が出ない病気なんだよ〜」

「そんな病気はない！死んだら仕事なんてできないだろ！」

「所でAちゃんをじーっと見つめてどうしたんだい？」

「え？国木田さん私の事そんな目で見てたんですか？」

「…太宰、その言い方は語弊をうむからやめろ」

「ごめんごめ〜ん」

棒読みなんだよなぁ

「A、今度の三連休、誰か空いてる奴と気分転換しに行ってこい。1人じゃ危ない」

「え、え〜」

あいてる奴って、そんな無責任な…
こんないきなりでそんな人いる訳…

「その三連休の日は故郷の農業を手伝いに行くんですけど、Aさん、一緒に行きます？」

いたわ。け、賢治くんの故郷、そんなの…

「行く！」

行きたいにきまってる！

「じゃあ賢治、頼んだぞ」

「はーい！」




ふふっ。楽しみっ



賢治くんの故郷編スタート？

27: 1日目 午前→←25:ばいばい

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