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好奇心旺盛な芽衣姉の足がふらり、ふらり、と公園へと動き出していた。
『めっ、芽衣姉っ？帰らなきゃっ！帰りが遅くなったら父様と母様に怒られるよっ？』
父様と母様と呼ぶ理由は一つ、
気持ちが良いかららしい芽衣姉はお父さんお母さんなんだよね。
僕も一回で良いからお父さんお母さんって呼んでみたいな…っ
僕と読んでるのも私だったら平凡だから僕と呼びなさいって…
芽衣姉は私なのにね…
「いいよね、Aちょっとくらい10分ううん、5分だけだからね…？」
そう言って走り出した。
『めっ芽衣姉ぇぇぇぇーー？』
「うわあ…」
『わぁっ…すごいっ！』
公園で開かれていたオマツリは、妄想以上華やかだった。
初めて見るオマツリ…すごいっ！
キンギョが泳いでいる箱にジュウの前に小物、
トウモロコシにサイダー？のビーダマが入ってる奴。
「さあお立ち会いお立ち会い！
手前ここに取り出したる陣中膏はこれ、蝦蟇の油
ガマと言ってもそんじょそこらの蝦蟇とは物が違う！」
へー…ってかガマってなんだろう？
「蝦蟇の油売りだよね最近TVで出てた」
「ハイご通行中の皆様、
容貌奇妙にして珍妙なるこの娘、親の因果が子に報い、生まれ出たるはヘビ女！
お代は後で結構だよ、ハイさあ入って入って〜」
こっちは見世物小屋らしい。
こう言うのは実際は対した事無いんだよね。
そう思い歩き出そうとすると
芽衣姉がそこで立ち止まっている。
『芽衣姉？彼処はいるのやめよ？だk「さあ寄ってらっしゃい見てらっしゃい
西洋奇術博士が贈る世紀大のマジックだよ〜！」ふわぁっ？』
振り返るとそこには一際大きい人だかりがあった。
簡易的に作られた舞台の上には片眼鏡と燕尾服姿の奇術師らしき男性が
笑顔を振りまいている。
「さあ、もっと前にお寄りになってくださいよ。
ね、取って喰いやしませんから。」
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白黒兎(プロフ) - すっごく面白かったです！続き楽しみにしてます!頑張ってください！ (2014年8月26日 14時) (
レス) id: 3a331626a1 (このIDを非表示/違反報告)
悪蘭(プロフ) - 雪たこ。さん» あ、はいっがんばりますっ (2013年8月15日 13時) (レス) id: 1ea8036998 (このIDを非表示/違反報告)
悪蘭(プロフ) - ｒｉａさん» はいっ (2013年8月15日 13時) (レス) id: 1ea8036998 (このIDを非表示/違反報告)
雪たこ。(プロフ) - 凄い良かったです………！
続き、待ってます……！
頑張って下さい！ (2013年8月11日 17時) (携帯から) (レス) id: 49b6da25de (このIDを非表示/違反報告)
悪蘭(プロフ) - 藍さん» ありがとございます。今、アイポットとられてて、がんばります (2013年8月3日 11時) (レス) id: 1ea8036998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：悪蘭 | 作成日時：2013年6月23日 9時
