ヒーロー akito.k ページ39
私の好きな人は私が困ってたら助けてくれます。
泣いていたら必ず笑わせてくれます。
でもそれは私だけにではありません。
みんなにそういう人です。
男女関係なく、みんなにです。
私の好きな人はみんなの好きな人です。
「あっくんこれどうすんの?」
「照史こっち手伝って!」
「桐山さん、ちょっと見てもらっていいっすか?」
桐山照史って人間、5人くらい必要じゃない?って思うくらい頼られてる。
本人はその状況も楽しんでる。
仕事仲間で来たキャンプ場。
みんなで準備してるけど、誰よりも忙しそうに動いているのは私の好きな人。
料理担当となった私はそんな彼をこっそり見ながら準備をしていた。
「なに作るん?」
「わっ!ビックリしたぁ〜」
「なんで驚くねん(笑)」
「さっきあっちで走り回ってたから、近くにいると思わなくて…」
いきなり至近距離、心臓に悪い……
「焼きそば?」
「うん、私は焼きそば担当になった」
「楽しみ!いっぱい食うからな」
そういうの、すごく嬉しくて期待したりしちゃうんだよ…なんて、言えないけど。
ただの焼きそばって思ってたけど、最高に美味しい焼きそば作っちゃお!!って、張り切っていた。
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作者名:めい | 作成日時:2020年10月2日 23時