#14 ページ16
ザ「エレン・イェーガー君だね。」
3つの兵団のトップ、ダリス・ザックレー総統。
エレンもお偉いさんの登場に真剣な顔だ。
ザックレー総統は異例な事態であること、とはさっきハンジ分隊長がエレンが巨人になれるという事について話した。
私随分眠っていたんだな。
ザ「君の生死も、今一度改めさせてもらう。」
どういうこと？
この審議はエレンの生死を決める会議なの？
ぶるっと震えた。
エレンが巨人になるなんて実際見ていないから信じられない。
だが会議が進んで行くうちにそれが事実だと受け入れざるおえなかった。
ショック…なんてものじゃない。
ただ少し納得がいったのだ。
元々巨人はどこから来たのかもわからないし、普通の人間が巨人になれるなんてことも充分有り得るからだ。
ということはエレンが巨人になれるのも納得がいく。
でもどうして…
会議が進まれていくうちにエレンを調査兵団、憲兵団どちらかの兵団に委ねるかで各団が意見を述べた。
会議の中で巨人になったエレンがミカサ目掛けて拳を振りかざしたことに私はまたぶるりと震えた。
やっぱりエレンは巨人になってしまったのか…
いや違う。エレンが壁を封鎖し多くの巨人を倒した事もさっきハンジ分隊長から聞いた。
つまりエレンは巨人の部分と人間の部分で頭が右往左往したんだ、と。
勝手な自己解釈だが、私なりの考えにしてはいい所をついていると思う。
リ「……随分と考え込んでるじゃねぇか。
会議に集中しろ。」
『っ！す、すみません！』
隣でリヴァイ兵長がギロりと私を睨む。
リ「今お前が考えたこと、後で俺とエルヴィンに伝えろ。」
え、あんなむちゃくちゃな解釈を？
『しょ、承知しました。』
ザックレー総統の発言に対し、ミカサはいつもと違う焦ったような感じで襲われたが2度巨人になったエレンに助けられたと話した。
それに反応したのが憲兵団のトップらしき人物だった。
名前は確か…
？「君がエレンに肩入れする理由もわかっている。エレンの素性を調べるうちに6年前の事件の記録が見つかった。」
思い出した。ナイル・ドークだ。
このムカつく顔。憲兵団に興味を示さなかった為か団長の名前も忘れていた。
ナ「驚くべきことにこの2人は、当時9歳にして強盗である3人の大人を刺殺している。その動機内容は正当防衛として一部理解できる部分もありますが、根本的な人間性に疑問を感じます。」
そんなの、真っ当な正当防衛だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ムスメ3(プロフ) - 応援しています頑張って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2021年3月18日 22時) (
レス) id: 43c62374c1 (このIDを非表示/違反報告)
めみ。(プロフ) - 美那さん» ご指摘ありがとうございます！本当ですね…治しますね。本当にありがとうございます。 (2020年8月21日 11時) (レス) id: db83273109 (このIDを非表示/違反報告)
美那(プロフ) - めみさん#20のところのペトラのセリフのところオルドになってますよ (2020年1月2日 14時) (レス) id: ba90988942 (このIDを非表示/違反報告)
エリ - 続きを楽しみに待っています！ (2018年8月2日 20時) (レス) id: b33183da7d (このIDを非表示/違反報告)
メイデ - 泣けます。 (2017年5月23日 19時) (レス) id: 4305b93f46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めみ。 | 作成日時：2017年5月3日 15時
