このスマホ君、どうにかしてください。【名前変換オリジナル】

14話 ページ14

スマホ君が人間になって4日くらいたった。



私にはまだ不満がある



『あのさぁ勇斗君、こうやって毎日人間になって一緒に登校するのやめてもらえる？』

私が少しキレ気味で言うと、勇斗君は


勇斗「なんで？こっちの方が楽なんだけど。」

と、こちらもキレ気味て返された


『なんでって…あのねぇ、こっちは噂されてるの！Aが男と一緒に登校してるって。』



勇斗「いいじゃん。滅多にねぇことなんだから、しかもイケメンと。(ｷﾗﾝ」



自分でイケメンって言うなよ。ナルシスト



『良くないわ！谷口に誤解されたらどうすんの？』



それが1番の心配。でも誤解されてどうこうなるわけでは無いんだけどね。

勇斗「もう誤解されてんじゃね？…この前は従兄弟って誤魔化したけど。」

そういえばそうか…

うーん、谷口結構鈍感だからね。そういうの気づかないか！


『まぁ大丈夫っしょ！』


1人で納得するともう目の前は校舎


勇斗君をひと通りの少ない校庭裏でスマホにさせ、自分の教室へと向かう。

ドアを開けると


厄介な奴が…





花奈「おいおいまたまた見たぞぉ？Aの彼ピッピ！」



ほら来た。もぉ毎回毎回聞いてきて否定してんのに何でまた聞いてくるかな


『だからあれは従兄弟だって』


花奈「もぉ、高校違うのにいつも送り迎えしてもらって！羨ましいなぁ。しかもイケメンッ」



『話を聞け！』


そんなんじゃないのに…こうなったのは全部勇斗君のせいだからな。


花奈「愛しのあの人は諦めて別の人に乗り換えたのかァ？」

あの人であろう谷口を見ながらうざったい口調でからかう花奈。



『あの人はまだ…てかずっと好きです。しかも勇斗君は従兄弟だってば。私はあの人一筋なの！』


チラッと谷口を見ると私達のやり取りを見ていたのか目が合い、ばっと逸らされた。

誤解されてんじゃ…


花奈「勇斗君だってもう、かーわいいっ！」

あぁ、もう！



『勇斗君とは別何の関係もないから！！ただの従兄弟です！』


あ、やべでかい声だしちゃった

花奈「そんな怒んなくても……めんごめんごりらA！」



こいつ絶対反省してねぇだろ。



『許す。もう二度とその件に関しては言わない！わかった？』



花奈「うぃうぃ。」


ふぅ、




やっと落ち着いた

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