このスマホ君、どうにかしてください。【名前変換オリジナル】

13話 ページ13

無理矢理勇斗に連れられてしばらく走ると前方に谷口の姿が見えた。



あいつの隣には背の小さな女の子がいた。


勇斗「マジかよ。あいつ…まさかロリコ((『谷口がそんな人なわけないでしょ！』…いやでも…」



騒いでるのがバレたのか、谷口が振り返る


少し驚いたような顔をして


光輝「あ、ついてきたんだ。」


とひとこと。

『うん、なんかごめんね？』

謝ると隣にいた小さな女の子が


「もぉ！光輝にぃとのでぇーとじゃましないでよぉ！」


そういって暴れだした。

え。まさかほんとに谷口、ロリ…



光輝「こいつ、俺のいとこ。ロリコンじゃねぇから！…ほら、杏自己紹介は？」



歯をだして思い切り笑う谷口。
隣にいる女の子がはずかしそうに口を開いた



「ひばりようちえん、年長の、たにぐちあんずです！！よろしくお願いします！！」


こんな小さいのにしっかりしてるなぁ。


『杏ちゃん。よろしくね！私はAA。光輝お兄ちゃんの友達だよ。』

ほんとは彼女って言いたいんだけどね。


杏「おねぇちゃんは、光輝にぃのかのじょ？」



光輝「っ！？」

『ぇ…！』


光輝「杏！おねぇちゃん困ってるから！」


杏「えー、あ！そこのおにいちゃんの名前何ていうの？」


恐らく勇斗君の事だろう。



勇斗「俺？…俺は勇斗って言うんだ。宜しくな。」


杏「そっかぁよろしくね！Aねぇちゃん勇斗にぃちゃん！」


笑顔がとてつもない可愛い杏ちゃん。

『谷口、こんな可愛いいとこいたんだぁ。紹介しろよー！もぉ杏ちゃん嫁に来る？』


あ、やべ。
可愛い子見るとすぐに…


光輝「なんだ嫁ってwウケるわ！」


大ウケかよ。まぁいっか。




杏「わたしいつかAおねぇちゃんのお嫁になるね！じゃあまたね！」


もう行っちゃうのか。

『ばいばい！杏ちゃん、谷口！！』


光輝「じゃあな！」




それにしてもしっかりしてるなぁ


『勇斗君よりしっかりしてんじゃない？』

勇斗「んだと？」


『ごめんちゃい。』






勇斗君怒らせると案外怖いんだよね。

凄い目で見られる

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