このスマホ君、どうにかしてください。【名前変換オリジナル】

12話 ページ12

勇斗said

恋する人のキモチってわからねぇ。





実際、俺は機械だからであって恋とかした事がない。


どうしてこんな姿になったのかもわからない




最近、Aを見るとイライラする


なんであんなことで苦しんであんなことで嬉しそうにするのか。


ただ単に光輝の事だけ、喜怒哀楽が激しくなる。



恋って…好きな気持ちってこんなもんなのか？



Aはいま光輝に彼女の存在があると知って泣いている。



勇斗「追いかけねーの？」


『…っ！………無理だよ…彼女いるって知ってわざわざ見に行く？…余計に悲しくなるよ…』


ほら、こういう所も意味不明


お前だったらもっと強引に行くはずだろ？


なんで光輝のことになると行かないんだよ


ほんとに、ほんと、意味わかんない







俺は泣いているAにイラつきを感じ、手を引いて無理矢理光輝のあとを追った





『ねぇ、ちょ！離してよｯ！！』

勇斗「うせぇ！イライラさせんな！！彼女いねーかも知れねーじゃん！！」


『いるって言ってたじゃん！！』

勇斗「あいつはいるとは言ってない！」



『そうだけど、似たようなもんじゃん！』


勇斗「あぁもう！うるさい！自撮り晒すぞ！！」

『……ッ！…それは、駄目。』



それきりAは大人しくなった。





谷口光輝…






あいつにも妙にイラつきを感じた

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