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7話 ページ7

伏黒視点:


「伏黒!」


くそっ呪霊に捕まった。


「おっお」


徐々に力を込めてくる。


手のひらをこちらに向け、手を合わせる。


鵺を出そうとした時。


カッシャアアアアン


『なっ!?』


「板垣さん!?」


「おっビンゴぉ!!!!」


黙って話を聞いていた女の方が今度は飛び込んできた。


もう一度言う。


ここは4階だぞ。


呪霊に飛び込んだ。


ドゴォンと音がした。


呪霊の頭が床にめり込んだ。


しかし、俺を握っている手は緩まない。


寧ろ強くなっている。


「おぉぉっおぁ」


「えっすんごいなこいつ!丈夫すぎんだろお前!!」


顔を顰めて体制を立て直す。


するとものすごいブレるくらいのスピードで動いた。


いや、違う。


俺がぶん投げられた。


『がっ』


「おい!!」


ドゴォ!と大きな音が響く。


外に投げ出されていた。


視界に呪霊が映る。


床に落ちる。


『ゲホッ』


術式が途切れた……!


クソ、頭回んねえ……


クラッとする。


ゴン


鈍い音がしたと思ったら虎杖が呪霊を殴っていた。


なんつー馬鹿力!!


「大丈夫か?」


『逃げろっつったろ』


「言ってる場合か」


「おー意外と大丈夫そーですね」


板垣と呼ばれていた女は俺を見てそう言った。


『……そう見えるなら眼科行った方がいい』


「ははっ視力はAAですよ」


笑いながら俺をじっと見た。


「頭に負傷と骨折いくつかしてそうですね

立てます?」


「おおぉおおお」


呪霊がこちらへ走ってきた。


『おい!後ろっ』


「邪魔すんな!!」


キレ気味に言って回し蹴りをして、呪霊を奥へ吹っ飛ばした。


どこにその力があるのか……。


「今帰ったら夢見悪ぃだろ

それにな

こっちはこっちで面倒くせえ呪いがかかってるんだわ」


「虎杖、行くぞ」


「応!」


横に並ぶ虎杖と板垣の後ろ姿は似てるようで似ていない。


「来んぞ」


「わーってる!」


同等に戦っているように見える。


でも、駄目だ、オマエらがいくら強くても……。


ゴシャッ


「ツッ!」


「い、いたど」


ガンッ


「ブッ」


『呪いは呪いでしか払えない』

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めちゅん(プロフ) - ももさん» わーーありがとうございます!!!頑張ります!!! (2021年4月19日 19時) (レス) id: 08c64ed56b (このIDを非表示/違反報告)
もも - 面白いです!更新頑張って下さい! (2021年4月19日 17時) (レス) id: d97a5a4175 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちび | 作成日時:2021年4月13日 6時

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