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Aたちを乗せた宇宙船は、宇宙空間へと入った。



銀「なに?定春がさらわれたって?」

神「そうアル。私もう旅行なんて楽しめそーにないヨ」

銀「だーからババアに預けとけって言ったんだよ。もう台無しじゃねーか旅行が…」

新「台無しなのはお前らの人間性だよ」

『しっかり楽しんでるね』



銀時と神楽は愚痴りながらも機内食を食べている。
(新幹線と同じように回転式の座席で、新八と神楽、銀時とAで席に座っている)



神「だって定春だけ置いていくのかわいそーネ!銀ちゃんは定春かわいくないアルか!!」

銀「旅先でギャーギャー喚くんじゃねーよ。あーあ、興醒めだ。帰るか」

『どうやって帰るんだい』



《ー皆様、よろしければ左側の窓をご覧になって下さい。あれが太陽系で最も美しいとされる我らが母なる星、地球です》



アナウンスに従い窓の外を見ると、地球の姿。



銀・神「「わー、キレイだ〜」」

新「わー、じゃねーよ。キッチリエンジョイしてんじゃねーか!なんだオメーら!」

『確かにキレイだね…』



銀時は隣で目を輝かせながら地球を見ているAに、優しく笑った。



銀「(連れてきてよかったな…)小さな悩みなんてどーでもよくなってくるな〜」

神「ホントアル。心洗われるヨ」

新「洗っちゃいけないよ!心に遺しておかなきゃいけない汚れもあるよ!ちょっと僕探してきますよ。同じ船に乗ってるかもしれないし」



立とうとした新八の頭に突きつけられる銃口。



「動くな」

新「え?」

「キャアアアアア!!ハイジャックよ、ハイジャックだわ!!」

「うるせー、騒ぐなァァ!!」



銃を持った数人の攘夷志士によって、占拠されてしまった宇宙船。



「これよりこの船は我々革命組織、『萌える闘魂』が乗っ取った!」

『なんだそのヲタクの集まりみたいな名前…』

新「僕ヲタクですけど、嫌ですよあんな名前」

「貴様らの行く末は楽しい観光地から地獄に変わったんだ!宇宙旅行などという堕落した遊興にうつつを抜かしおって。我らの星が天人が来訪してより腐り始めたのを忘れたかァ!!」

『長いんだけど、いい加減作者も指吊りそうだよ』

新「ここでそういうネタを持ってこないでください」

「この船はこのまま地球へと進路を戻し、我が星を腐敗させた元凶たるターミナルにつっ込む。我等の血肉は燃え尽きるが、憎き天人に大打撃を加えることができよう。その礎となれることを誇りとし、死んでゆけ!」





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あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2月28日 9時) (レス) @page13 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - この小説好きです!更新待ってます! 頑張ってください!! (2月28日 2時) (レス) id: 4d1786726f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月11日 18時

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