検索窓
今日:11 hit、昨日:43 hit、合計:15,879 hit

12 ページ12

攘夷戦争終結後ーーー



銀時とAが幕府の手から逃れるため、各地を放浪していた時、辰馬が訪ねてきた。
何日か共に過ごしていたが、別れの時。



辰「………そーか、お前たちがおりゃあ、面白か漁になると思っちゃったんだがの〜」

銀「ワリーな、こう見えても地球が好きでね。宇宙でもどこでもいって、暴れ回ってこいよ。おめーにゃ、ちまい漁なんざ似合わねー。でけー網でもなんでも釣りあがりゃいい」

辰「…おんしゃこれからどーするがか?」

銀「俺か?そーさな…俺ァのんびり地球で釣り糸たらすさ。地べた落っこっちまった流れ星でも釣り上げて、もっぺん空にリリースよ」

辰「そか…。Aはどうするがか?」

『ん?』



門に寄りかかり、煙管を吹かしてしたA。



『なんだい?もう一回、プロポーズでもしてくれんのかい?』

辰「いやーそのつもりじゃったんだが、先客がいたようじゃ」



銀時はAを引き寄せ、辰馬を睨む。



辰「まさかおんしがコイツを選ぶとはのォ」

『幼馴染の延長みたいなもんさ。コイツには私しかいない、私にはコイツしかいないって思ったのさ…まぁ私も地球でのんびりとコイツと釣り糸垂らしてるさ』



Aはドードーと言いながら、銀時の頭を撫でる。
ハンッと鼻で笑いながら勝ち誇った顔をする銀時だった。










フフ、そーいやそんな事ゆーちょった

ちゅーか今思い出しても腹立つあの顔





どんどん地中の中に落ちて行く辰馬。





まったく、何を考えちょるんだかわからん男ぜよ

じゃがお前がいたから、わしゃ宙へ行けた

お前が地上にいてくれたから、わしゃ後ろを振り返らず走ってこれたんじゃ





その時、差し伸べられる一つの手。
上を見上げると銀時が上半身を突っ込み、手を差し伸べていた。



銀時…わしが地に落ちても、お前がまた釣り上げてくれるちゅーなら

わしゃ何度でも飛ぶぞ



あの宙にの…



辰馬は銀時の手を強く掴んだ。





地上で銀時の腰を掴んで引き留めているAに、銀時が足で合図を送り、Aは二人を引き上げた。






.

13→←11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
374人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 原作沿い , 坂田銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2月28日 9時) (レス) @page13 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - この小説好きです!更新待ってます! 頑張ってください!! (2月28日 2時) (レス) id: 4d1786726f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月11日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。