宇宙旅行編 ページ1
ある日の夜、Aは退勤して家に帰って寛いでいた。
するとピンポンが鳴り、嫌々ながら扉を開けると、ニコニコ笑顔の銀時。
『この張り紙が見えなくなったのかい?』
銀「Aちゃんヒデーよ、出禁にするなんてよ」
『酔っ払いはお断りだ』
ピシャンとドアを閉める。
銀「もう酔っ払ってねーって!いつの話してんだよ!いい物持ってきたから開けてーー!!」
『いい物だけよこしな』
少しだけ開けた扉から手だけをだすA。
銀「どこの山賊ですか!?」
ため息を吐くと扉を開ける。
『…なんだい。私ァ今帰って来たんだが…』
銀「これ」
銀時が差し出したのはチケットだった。
『『宇宙への旅』?』
銀「いや、俺ら新婚旅行も行ってなかったしよー。どうかなって思ったのよ」
じーっと銀時を見るAに、銀時は冷や汗を流しながら目を逸らす。
『4名様って書いてあるけど…』
銀「いや〜、別に4名様だろーと2名様だろーとかまわねーだろ」
『アンタのもんじゃないだろ』
銀「え!!?」
『こりゃあ大江戸ストアの景品で出てたチケットだ。んで、アンタは超絶運が悪い。だからきっと新八君か神楽ちゃんが当てたんだろ?で、アンタは勝手に持ってきた。そんな所だろ』
銀「わーお、Aちゃん名探偵ー」
『名探偵じゃねーだろ!!』
ドカッと銀時を蹴飛ばす。
『さっさと返してきな!!アンタ、意地汚いにと程があるよ、子供のなんて!!』
銀「違うんだって!!4名様だから誘ったらどうだって新八が…」
『アンタ、さっきの誘い方じゃ新八君と神楽ちゃん入れるつもりなかっただろ!?それに新婚旅行どころかお金がなくて、式も挙げてないだろーが!!』
銀「え、なに?A、挙げたかったの?」
『贅沢も言ってられんさ。別にどっちでもいいよ、そんな乙女心、戦場のどっかに置いてきたさ』
銀「A…」
『誘いは有難いけど、日程は合わせられんでしょ。仕事もあるし』
銀「全っ然大丈夫!俺らはいつでもオッケー!」
『それもどうかと思うが、社長さんよ』
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あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2月28日 9時) (レス) @page13 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
Rin(プロフ) - この小説好きです!更新待ってます! 頑張ってください!! (2月28日 2時) (レス) id: 4d1786726f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月11日 18時