第29話 ページ31
妙『ハーイ、お弁当ですよー」
万事屋一行は新八の姉である妙とともにお花見に来ていた。
銀「ワリーな、姉弟水いらずのとこ邪魔しちゃって」
妙「いいのよ〜、二人で花見なんてしても楽しくないもの、ねェ新ちゃん。お父上が健在の頃は、よく三人桜の下でハジけたものだわー。さっ、お食べになって!」
銀「じゃ、遠慮なく…」
銀時はお重の蓋を開けた。
そこにはまだ黒焦げな何かが乗っているだけだった。
銀「なんですか、コレは。アート?」
妙「私、卵焼きしかつくれないの〜」
銀「″卵焼き″じゃねーだろコレは。コレは″焼けた卵″だよ」
妙「卵が焼けていれば、それがどんな状態だろーと卵焼きよ」
銀「違うよコレは。卵焼きじゃなくて、かわいそうな卵だよ。それに俺はAの卵焼きしか食えないんだよ。数話前で焦げた卵焼きでもいいって言ったけど、Aの料理限定…」
妙「いいから男はだまって食えや!!」
妙は無理やり銀時の口に卵焼き?を入れる。
神「これを食べないと私は死ぬんだ…これを食べないと私は死ぬんだ…」
新「暗示かけてまで食わんでいいわ!!止めときなって!僕のように眼が悪くなるよ」
近「ガハハハ、全くしょーがない奴等だな。どれ、俺が食べてやるから、このタッパーに入れておきなさい」
突如として現れた近藤に固まる一同。
妙「何レギュラーみたいな顔して座ってんだゴリラァァ!!どっからわいて出た!!」
近「たばァ!!」
妙は近藤を張り倒し、さらに殴り続ける。
銀「オイオイ、まだストーカー被害にあってたのか。町奉行に相談した方がいいって」
新「いや、あの人が警察らしーんスよ」
銀「世も末だな」
土「悪かったな」
そこに現れたのは真選組一同。
銀「オウオウ、ムサい連中がぞろぞろと。何の用ですか?キノコ狩りですか?」
土「そこをどけ。そこは毎年真選組が花見をする際に使う特別席だ」
銀「どーゆー言いがかりだ?こんなもんどこでも同じだろーが。チンピラ警察24時か、てめーら!」
土「同じじゃねぇ。そこから見える桜は格別なんだよ。なァみんな?」
土方は一同を振り返る。
.
188人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
芽衣(プロフ) - ☆りんご☆さん» コメントありがとうございます!電車で吹き出すのは申し訳ないです💦更新頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。 (2月9日 17時) (レス) id: d2b404e22c (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - とっても面白くて、電車で読んでて吹いてしまいました!これからも頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2月9日 16時) (レス) id: a05365e04e (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - サーモン13さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2月5日 21時) (レス) id: 6fe95a71fc (このIDを非表示/違反報告)
サーモン13 - この作品めっちゃ好きです!更新頑張ってください!!! (2月4日 20時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月1日 7時