第20話 ページ21
沖「幕府の高官だかなんだか知りやせんが、なんであんなガマ護らにゃイカンのですか?」
近「総悟、俺達は幕府に拾われた身だぞ。幕府がなければ今の俺達はない。恩に報い、忠義を尽くすは武士の本懐。真選組の剣は幕府を護る為にある」
『幕府なんてクソッタレ』
土「早速ここで一本折れたぞ、近藤さん」
近「そんな言葉使っちゃいけません!」
土「お前、顔はいいのにそう言うところだよな。顔はいいのに」
『2回言うな』
沖「だって海賊とつるんでたかもしれん奴ですぜ。どうものれねーや、ねェ土方さん」
土「俺はいつもノリノリだよ」
沖「あれを見なせェ、みんなやる気なくしちまって。山崎なんてミントンやってますぜ、ミントン」
山崎はバドミントンのラケットを持って素振りをしている。
土「山崎ィィィ、てめっ何やってんだコノヤロォォ!!」
土方は逃げる山崎を追っかけて行った。
近「総悟よォ、あんまりゴチャゴチャ考えるのは止めとけ。目の前で命狙われてる奴がいたらいい奴だろーが悪い奴だろーが手ェ差し伸べる。それが人間のあるべき姿ってもんだよ」
すると禽夜がまた廊下を歩いているのを見かける。
近「あっ!!ちょっと!勝手に出歩かんでください!!」
近藤は禽夜に向かって走って行ってしまった。
『はぁ〜』
沖「底無しのお人好しだあの人ァ」
『ホントにね。けど、そんな人だから、皆んな集まったんじゃないのかい?』
沖「Aさんはなんで真選組に入ったんでさァ」
『うーん…』
Aは空を見上げる。
『高給取りだから?』
沖「………」
白い目を向ける沖田。
『ウソウソ、まぁ…ゲンコツをプレゼントするためさ』
沖「?」
『!!(殺気…!)』
殺気を感じとった方を見ると工事中のビル。
その中にライフルを構えた男の姿がある。
『危ないっ!!』
しかし、Aは間に合わず、禽夜を庇った近藤が左肩を撃ち抜かれた。
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芽衣(プロフ) - ☆りんご☆さん» コメントありがとうございます!電車で吹き出すのは申し訳ないです💦更新頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。 (2月9日 17時) (レス) id: d2b404e22c (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - とっても面白くて、電車で読んでて吹いてしまいました!これからも頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2月9日 16時) (レス) id: a05365e04e (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - サーモン13さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2月5日 21時) (レス) id: 6fe95a71fc (このIDを非表示/違反報告)
サーモン13 - この作品めっちゃ好きです!更新頑張ってください!!! (2月4日 20時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月1日 7時