第10話 ページ11
『何でウチを知ってんのよ小太郎。何、それ』
桂「小太郎じゃない、ヅラだ!…あっ間違えた、久しぶりにマトモに呼ばれたので間違えてしまった」
非番の日、家でのんびりとしてようと思ったら、まさかの指名手配犯であり、幼馴染の桂の訪問。
そして、仲間であろう男。
『どーでもいいけど、アンタ私の今の仕事知ってるよね?マジでしょっ引くよ。で、だからそれ何?』
Aが指差す先には、桂に背負われた銀色のモジャモジャ。
そして仲間の男にも背負われた太った女。
桂「何って銀時だろうが」
『そんなこたぁ分かるよ!何で、この天パをお前が背負ってるんだってことだよ。というか何でウチに来るんだい!ここはお前のアジトじゃないんだよ!!』
桂「落ちて来た」
『シ◯タか、飛行石でも持ってんのかいコイツは!』
大きなため息を吐くとAは、玄関の扉を体をずらして、空間を空けた。
桂「A…」
『入りな、面倒ごとは嫌いだけど、流石に怪我人を放っておく程、私は落ちぶれてはないさ』
桂「すまぬ、何か今度奢る」
『いいさ、お前さんが大人しく獄に入ってくれればね』
桂「それは勘弁だな」
「(この人が桂さん達と同じ、攘夷戦争で戦った黒蝶姫…)」
『銀時の方はまぁ左肩の刀の刺し傷、あとは肋骨も何本かいってるね。また無茶したか、面倒ごとに巻き込まれたか』
桂「あの女性は…」
『銀時に庇われたのか、見た目は大きな傷はないよ。ただ…麻◯か』
桂「やっぱりそうか…」
『全く、若いからって何でもできるもんじゃないさね。大方、今巷で騒がせてる『桃源郷』ってやつかね』
桂「違う、『転生郷』だ」
『どっちでもいいさ。覚える気もないし』
「桂さん、ちょっと…」
桂「今行く、すまん、ちょっと外す」
Aは銀時を寝かせている布団の横に座る。
そして、銀時の肌を見るとそこには無数の数がうっすらと見えた。
.
188人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
芽衣(プロフ) - ☆りんご☆さん» コメントありがとうございます!電車で吹き出すのは申し訳ないです💦更新頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。 (2月9日 17時) (レス) id: d2b404e22c (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - とっても面白くて、電車で読んでて吹いてしまいました!これからも頑張ってください!更新楽しみにしてます! (2月9日 16時) (レス) id: a05365e04e (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - サーモン13さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2月5日 21時) (レス) id: 6fe95a71fc (このIDを非表示/違反報告)
サーモン13 - この作品めっちゃ好きです!更新頑張ってください!!! (2月4日 20時) (レス) id: 2b34b441a0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:芽衣 | 作成日時:2024年2月1日 7時