光と影の距離１０

宣戦布告お願いします ページ12

観「レーンアップ！！？」

鳴「なんっっ！！？(ありえねぇ…！！そんなに跳べる高校生がこの世にいんのかよ！？)」

火「おおお」

日・伊「「決めろ火神ー！！」





その時、屋上で寝そべっていた青峰の耳に何かの音が聞こえる。
その音に気がついた青峰は上半身を起こし、険しい表情を浮かべる。

それはそれぞれ別の場所にいる他の『キセキの世代』も同様に気がついたようだった。










根拠はない

だが彼らはふと直感した

全員が１０年に一人に比喩される天才『キセキの世代』

そのあまりに突出した才能に一対一で対抗できる者は、同じ『キセキの世代』以外いない



彼らと同格と呼べる選手は存在しないし、もし現れたとしてもそれはずっと先…



のはずだった



彼らが聞いたのは

扉の音






その圧倒的天才達しか入れない部屋の扉が

こじ開けられた音










火神はダンクを決めた。



だが、リングの跳ね返りが強く、火神はバランスを崩し仰向けで地面に落ちた。



誠「「「またかよ！！」」」



その時ブザーが鳴り響く。



審「試合終了ー！！」

火「イッテェ〜…」



火神が上半身を起こすと差し出される手。



『今日はよくひっくり返リますね、火神君』



火神は雪乃の手を取り、立ち上がる。



火「…うるせっ！」





誠凛 丞成
１０８ ６１





今吉と桜井は会場を出る。



桜「すごかったですね誠凛。もしかしたらこのままWC出場決めちゃうんじゃ…」

今「わはは！！なーに言うとるんや…こっからやんけ、化け物が出てくるのは」





審「１０６対６１で誠凛高校の勝！！」

全「「「ありがとうございました！！」」」





今「荒れるで、決勝リーグ(この先)は」





『宣戦布告お願いします』完

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