合否発表 ページ10
『(あ、次あの四つ葉の子か)』
次の試合はAと同じ四つ葉の魔導書を持った少年だった。
『(相手は…あぁ、ハブシャス家の…あそこは差別が凄いから嫌いなんだよね)』
ハブシャス家が嫌いなAは顔をしかめる。
試合はあっという間に終わった。
四つ葉の少年が風魔法を使い、一瞬でハブシャス家の者は倒されてしまった。
受験生「…ウソだろー…!?」
受験生「あのサリムが…一瞬で…!」
この試合は団長たちをもくぎ付けにした。
ヴァ「―――以上で試験は終わりだ。それでは…番号を呼ばれた受験生は前に出て来てくれ。その受験生の入団を望む騎士団長は、挙手をお願いする。挙手した団に入団するか否か、そして挙手した団が複数の場合は、どこの団を選ぶかは受験生の自由だ。
ただ先に言った通り、挙手した団が無い場合、魔法騎士団へは入れない。では番号001の受験生、前へ―――」
順々に番号が呼ばれ、それぞれ入団する団が決まっていくもの、落選が決まったものに別れていく。
ヴァ「32番、『紫苑の鯱』」
ヴァ「78番 『紅蓮の獅子王』」
ヴァ「116番 挙手無し」
ヴァ「141番 挙手無し」
141番「ま、オレなんてそんなモンだよな」
ヴァ「―――次…164番」
『(四つ葉の子…)』
四つ葉の魔導書の少年が前へと出ると、次々と団長たちの手が上がっていく。
受験生「全団…挙手―――!!?」
受験生「……マジかよ……!」
『(当たり前よね、私の時もそうだったし…)』
ユノ「(魔法帝になる為の最善の道を行く―――)『金色の夜明け』団でお願いします…!!」
ヴァンジャンスは口元を緩める。
フィ「いいの獲られちゃいましたねー」
ヤ「というか四つ葉なんてAがウチに来たことすら本当は有り得ねーからな」
『あ、次アスタ君ですよ』
ヴァ「165番」
番号を呼ばれ、アスタが前に出る。
しかし団長の手が誰一人上がることはなかった。
『(え?ヤミさん…?)』
心配そうにヤミを見るAだった。
ヤ「そりゃそーだわな」
ヤミは椅子から腰を上げる。
ヤ「たとえ高い戦闘能力持ってよーが」
フィ「…ヤミさん…?」
ヤ「それが得体の知れねぇ力じゃ、だれも手ぇ出さねーわ…なんやかんやで…結局魔法騎士に求められるのは、魔力だ」
ヤミは体に魔力を纏わせ、放出する。
*
250人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
芽衣(プロフ) - ぱららさん» 作者の代わりにコメントありがとうございます。一応part2の方で回答をしてますが、確かに思いますwwまあ戦わないとは思いますけど…互角ってことにしてください… (2020年9月25日 9時) (レス) id: ca8297da76 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - 作者ではありませんが、シルバーウルフさんメレオレオナのたたかうと手のグーで吹っ飛ばされて多分死にますwww (2020年9月23日 21時) (レス) id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - メレオレオナと戦ったらどっちが強いのかふと気になりました。(?_?) (2020年5月28日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 茶茶さん» 嬉しいお言葉のコメントありがとうございます。応援に応えられるように更新頑張ります! (2020年5月23日 12時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
茶茶 - めっちゃおもしろかったです!これからも、応援してます! (2020年5月22日 13時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:芽衣 | 作成日時:2020年5月5日 11時