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第1試験 ページ7

ヴァ「諸君らには今からいくつかの試験を受けてもらう。その様子を我々九人の魔法騎士団長が審査をし、のちに九人各々欲しい人材を採択させてもらう。誰にも選ばれなかった者は魔法騎士団に入団する資格無し―――という事だ」



ヴァンジャンスの言葉に受験生達は息を飲む。



ア「(ぜってー魔法騎士団に入ってやる!!)」

ヴァ「―――一次試験はその箒を使って飛んでもらう」

受験生「!」



ヴァンジャンスの後ろに控えていた『金色の夜明け』の団員が手本で、箒にまたがり魔力を放棄に込めると箒とともに空中へと浮く。



ヴァ「魔力を操作(コントロール)できる魔導士なら感覚で出来ることだ。魔導士の最も基本的な移動方法だよ。箒飛行が出来ないようじゃ話にならないよ…!」




受験生はそれぞれ放棄に跨り箒に魔力を込める。



受験生「ぐ…くく…」

受験生「おおぉ…」




受験生のほとんどは何とか飛ぶことはできてもコントロールが難しいようで、苦戦を強いられている様子だった。



ヴァ「箒魔法(コレ)を見れば魔導士としてのだいたいのセンスがわかる…今年は…」



ヴァンジャンスは目を細める。



ヴァ「なかなかなのが数人いるな」



数人だけだったが、箒の上に立っていたり、安定してた飛行をしている受験生達もいる。
Aは箒の上に立っている少年に目をやった。



『(受験生でここまで箒を乗りこなすなんて…あの子素質はあるみたいね)』

受験生「最果てのクセに…やっぱすげぇぞアイツ…」

受験生「四つ葉に選ばれた天才か…!」



受験生達の言葉が耳に入ってきたAは目を見開いた。



『(四つ葉…どうりで。ん?)』



しかしたった一人、アスタだけ箒に跨ってはいるがまったく跳べておらず、足は地に着いたままだ。
本人は必死に飛ぼうとしている様子だったが。



『(さっきの子…)』

フ「どういう事だ…?どんなにセンスがなくても少し浮くぐらい誰にでも出来るはずだが―――…」

『団長』

ヤ「あ?」

『あの子、さっきから思ってましたけど魔力が感じられないんです…』

ヤ「マジで?魔力なしか…」

『みたいですね』



それから次々と試験が行われていく。
それぞれの受験生は実力はさまざまであったが、なんとか試験をこなしていく。
しかしアスタだけは、まったくと言っていいほど試験をクリアできていなかった。





*

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芽衣(プロフ) - ぱららさん» 作者の代わりにコメントありがとうございます。一応part2の方で回答をしてますが、確かに思いますwwまあ戦わないとは思いますけど…互角ってことにしてください… (2020年9月25日 9時) (レス) id: ca8297da76 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - 作者ではありませんが、シルバーウルフさんメレオレオナのたたかうと手のグーで吹っ飛ばされて多分死にますwww (2020年9月23日 21時) (レス) id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - メレオレオナと戦ったらどっちが強いのかふと気になりました。(?_?) (2020年5月28日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 茶茶さん» 嬉しいお言葉のコメントありがとうございます。応援に応えられるように更新頑張ります! (2020年5月23日 12時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
茶茶 - めっちゃおもしろかったです!これからも、応援してます! (2020年5月22日 13時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芽衣 | 作成日時:2020年5月5日 11時

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