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ヒース「だがそれでは私は倒せん。氷の礫は次から次へと出来るぞ…!さあ守ってみせろ」
マグナ「チクショーがァアア!!(Aさんは村人を護るので手一杯―――…オレとアスタは自分を護るので精一杯…しかもオレの魔力はもう尽きかけてるときた……!Aさんとの実力の差はこれだけ離れてるってことかよ―――…)」
マグナとアスタは攻撃を仕掛けようとするが、降り注いでくる礫を破壊することで精いっぱいだった。
マグナの残りの魔力が少ないのか、息を切らしている。
『(向こうは魔法騎士団員レベルの魔力持ちが4人…特にあのヒースと呼ばれた男は実力を隠している…!!)』
マグナ「(二人にはとんだ初任務になっちまいやがったな、クソヤベーぜ、こりゃあ…!)だからといって投げ出しちゃア漢じゃねェェエエ!!同じ下民のこのオレがしっかり守ってやっからなァアア―――!!」
ヒース「いつまでもつかな?」
礫の攻撃は次々と降り注いでいく。
その時、ノエルが水魔法でヒース達に向かって放つが、水球は逸れてしまう。
ヒース「魔力の操作もロクに出来ん者がいるとは…『黒の暴牛』はよほどの人員不足と見える」
ヒースの言葉にノエルは顔を赤くする。
ヒース「氷魔法の女の防御もいつまでもつかな。自分の身も守れない脆弱な獣が…そいつらを見捨てればオマエらは助かるぞ?魔法騎士団………!」
ノエル「(王族なのに…この中で一番魔力を持っているのに…完璧に足手まといじゃない………!)」
マグナ「下がってろノエ公―――!!」
ノエル「……!(ここにいる意味なんか無いじゃない……!)」
ヒース「そいつらを見捨てればオマエらは助かるぞ」
ノエルの頭にヒースの言葉が思い浮かぶ。
ノエル「(そうよ…私は王族よ…?こんな村で死ぬなんてあってはならないのよ…!今は…逃げ―――…)」
そう思ったとき、ノエルの服の裾を掴む少女がいた。
少女「魔法騎士団のおねえちゃん…助けて……!」
少女は体を震わせ、目に涙をためながら助けを求める。
少女の姿を見てノエルは心臓が跳ね上がる。
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芽衣(プロフ) - ぱららさん» 作者の代わりにコメントありがとうございます。一応part2の方で回答をしてますが、確かに思いますwwまあ戦わないとは思いますけど…互角ってことにしてください… (2020年9月25日 9時) (レス) id: ca8297da76 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらら(プロフ) - 作者ではありませんが、シルバーウルフさんメレオレオナのたたかうと手のグーで吹っ飛ばされて多分死にますwww (2020年9月23日 21時) (レス) id: 528bfd8f20 (このIDを非表示/違反報告)
シルバーウルフ - メレオレオナと戦ったらどっちが強いのかふと気になりました。(?_?) (2020年5月28日 19時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
芽衣(プロフ) - 茶茶さん» 嬉しいお言葉のコメントありがとうございます。応援に応えられるように更新頑張ります! (2020年5月23日 12時) (レス) id: 7f38fd7e90 (このIDを非表示/違反報告)
茶茶 - めっちゃおもしろかったです!これからも、応援してます! (2020年5月22日 13時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:芽衣 | 作成日時:2020年5月5日 11時