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それから翔太とは普通に友達になった。
学校ですれ違ったら「よ」って挨拶して、
周りに誰もいなければちょっと話す。
「今日お前んち行っていい？」
『昨日翔太のとこ行ったばっかだけど』
「だからお前んち」
『暇なの？』
「うるせえ」
お前だって暇だろって言われて
翔太よりは暇じゃないって憎まれ口で返す。
少し先に友達の姿を見つけて慌てて手を振った。
『友達来たから行くわ』
「やばいじゃん急いでキャラ変しねえと」
『うるさい』
ふははって笑う翔太を置いて友達と合流する。
いつも通り可愛い笑顔を浮かべて。
『ごめんごめん、行こ』
「渡辺くんといたの？」
「仲良いよね、最近」
『や、そこまでじゃないよ(笑)ちょっと話すくらい』
「それが仲良いじゃん！」
いいなーって羨ましそうな顔をする友達を見て、
仲良いわけではないんだけどなって苦笑いする。
ポッケの中で携帯が震えた。
通知を確認すると、［ 終わったら連絡して ］って翔太。
続けて［ 飯どこで食う？ ］ってメッセージ。
当たり前に夜ご飯も一緒に食べる気でいるらしい。
後で返そって思って携帯を閉まった。
あの日から、翔太とはこんな感じ。
時間が合えばご飯食べて、どっちかの家に行って体を重ねたり重ねなかったり。
ただ抱き枕になる日もある。
友達っていうより、そういう関係って方が合ってる気がする。
好きとか付き合うとかの言葉を出さずに、何となく一緒にいる。ただそれだけ。
もう全部バレている翔太の前だと、私は自分を作らなくていいから楽だった。
割と話も合うし、マイペースな性格も私と合っていた。
だけど翔太が私といる理由がよくわからない。
翔太だったら、そういう目的だけならもっと可愛い子を選べるだろうに。
何で毎回私を選ぶんだろう。
教室に着いて返信しようとしたら、［ 焼き鳥がいい ］ってまた追加でメッセージが来てた。
決まってんじゃん、と少し笑う。
お店とかもすぐに決めれない私には、翔太のこういう所もちょうどよかった。
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かな(プロフ) - 一気読みしました!とっても素敵なお話でした！ (2021年11月14日 8時) (
レス) @page33 id: 22fe685296 (このIDを非表示/違反報告)
まゆみ(プロフ) - ところどころ、名前が変換されない所がありました。 (2021年11月13日 21時) (レス) @page34 id: 15fffef845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2021年11月12日 23時
