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…どうも何も、え？
もしかして渡辺くん、知らない？
『え、あの』
「てかさー2人喧嘩してる？」
『…や、喧嘩っていうか』
喧嘩より先の段階行っちゃったっていうか。
私の言葉を聞いてないのか、どんどん話を進めて行く渡辺くん。
「なら早く仲直りしてやってくんない？
もう3日前からずっと目死んでるんだよね、ふっか」
『…え？』
3日前って
……別れた、日？
「あいつAちゃんいないと死んじゃうからさ」
『…いやいや、そんな、』
「いやそうだよ！あれ、知らない？
ふっかずっとAちゃんのこと好きだったじゃん」
………え？
『は？』
とうとう渡辺くんが意味わからないこと言い出した。
だって今、え？
「何かずっと両想いだとは思うけど踏み込むの怖いとか柄にもないこと言ってさぁ。
だから俺が言ったんだよね、俺口実にすれば？って。
そしたら…」
「はいストップー」
渡辺くんの後ろから口を押さえるふっか。
突然のことに頭が回らない。
なにこれ、
どういうこと？
「お前だいぶいらんこと話したな」
「あ、聞いてた？
だってずっと死んでんだもん、ふっか」
「続き俺が話すから、この子ちょっと借りるわ」
そう言って渡辺くんを教室に戻して、私の前に立つ。
…今日、初めて目が合った。
「…やっぱ用事、なくなった」
『……あ、』
「俺も話あるんだけど、これから空いてる？」
ゆっくり頷くと、私の手を取って歩き出した。
細くて、少しひんやりした手。
この感触がやっぱり1番好きだ。
そう思いながら、ゆっくりと握り返した。
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スノ姫 - 良かったです。素敵でした。感動して泣けて来そうでした。1ヶ月、彼女のフリが最終的には本当の恋人になるですから、それ位に両想いで好きだったって事ですよね。いいですね。こう言う恋。 (2021年11月14日 17時) (
レス) @page40 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2021年11月12日 21時
