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次の日はしっかりサボらず学校に行った。
少し早めの時間に登校して席に座る。
昨日の康二くんの言葉を聞いて、もう逃げないと決めた。
逃げずにちゃんと気持ちを伝えて、ちゃんと振られる。
もうこんなに好きになってしまった以上隣にい続けるのは無理だ。
ちゃんと終わらせないと次にも進めない。
深呼吸をしてふっかを待った。
「…はよ」
『あ、おはよ、』
いつも通りの時間に席についたふっか。
昨日会ってないから、気まずさが倍増してる。
でも、逃げちゃダメだ。
『…ねえ、ふっか』
「っ、何？」
『今日放課後予定ある？』
「…なんで、」
『話したいことあって』
「あー……ごめん、先約あるわ」
撃沈。
気まずそうに首に手を当てるふっかに、そっかと返す。
会話終了。
あれ、どうしよう。
今までどんな感じで話してたっけ。
こんなに沈黙続いたことあったっけ。
1人でパニックになってたら先生が来てホッとした。
それから1日ずっとこんな感じ。
休み時間も、昼休みも、また休み時間も、
1度もふっかの方を見れないし、話しかけられない。
今日になってこんなにふっかと一緒にいたんだと改めて気づいた。
HRが終わって、みんな教室から出て行く。
せめてバイバイは言おう。
意を決して隣を見たら、もうふっかは居なくなっていた。
『…あー……』
完全に避けられてる。
…やっぱり、友達に戻るなんて無理だったんだ。
泣きそうになって、トイレに駆け込む。
顔を洗って軽くメイクし直してたら段々落ち着いてきた。
いや、でもダメだ。
明日こそ。
鏡を見て、うんと頷く。
教室に戻る途中、
「あー！Aちゃん！」
と声が聞こえた。
え？と振り向くと、教室から出て手を振る渡辺くん。
…あのとき以来だな。
勝手に気まずくなって会釈して戻ろうとしたら、
「え、ちょっと待ってよ！」
って追いかけてきた。
『え、あ、ごめん、なんかあった？』
「ちょっとAちゃんに聞いたいことあってー」
ってニコニコの渡辺くん。
どうしたんだろうと思ってたら、
「ふっかとどう？」
って聞かれた。
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スノ姫 - 良かったです。素敵でした。感動して泣けて来そうでした。1ヶ月、彼女のフリが最終的には本当の恋人になるですから、それ位に両想いで好きだったって事ですよね。いいですね。こう言う恋。 (2021年11月14日 17時) (
レス) @page40 id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めい
| 作成日時：2021年11月12日 21時
