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薔薇を塗ろう... ページ16
ﾄﾚｲ「 ﾄﾞｩｰﾄﾞｩﾙ・ｽｰﾄ
【 薔薇を塗ろう！ 】」
マロンタルトが一瞬輝いたが
すぐに元のマロンタルトに戻る
ﾃﾞｭｰｽ「...？これは？？」
『何もないけど...？』
ﾄﾚｲ「まぁまぁ、ほら。
マロンタルトを一口食べてみろ」
ケイトさんを除いて私達は
戸惑いながらタルトを口に運ぶ
ｴｰｽ「ん？んんん？？」
あれ？これ...
ｴｰｽ「『チェリーパイ/ポトフの味がする！』」
ポトフはスープだから少し
食感が違うから違和感しかないけど
ちゃんとポトフの味だ
ｸﾞﾘﾑ「ツナ缶の味だ！おわっ！？
今度はチーズオムレツ！！」
ﾕｳ「わぁ、本当にいなり寿司だ．．．」
皆、各々が言った食べ物の味に変わっているようだ
ｹｲﾄ「面白いでしょ？コレ、女の子とお茶する時
鉄板でウケると思わない？？」
ﾃﾞｭｰｽ「スゴいですね。味を変える魔法が
クローバー先輩のユニーク魔法なんですか？」
ﾄﾚｲ「正確には【 要素を上書きする 】魔法だ
味だけじゃなく、色や匂いなんかも
上書きできる」
『上書き．．．』
ﾄﾚｲ「効力は短時間しか持たないから
【 ドゥードゥル 落書き 】みたいなもんだ」
要素を上書きなんて、対戦の時に使用されたら
自分の魔法は無力も当然だ
ｸﾞﾘﾑ「トレイの魔法があれば、
ツナ缶食べ放題も夢じゃねぇってことかぁ
意地悪なリドルの魔法なんかより
全然スゴイんだゾ！」
全然スゴイんだゾ！」
ﾄﾚｲ「いや、俺の魔法なんか．．．
寮長の魔法に比べれば、子どものオモチャ
みたいなものだ。レベルが違うよ」
寮長の魔法に比べれば、子どものオモチャ
みたいなものだ。レベルが違うよ」
『確かにリドルさんに比べたら
完成度も努力の仕方も桁違いに
及ばないかもしれない。けど．．．
自分の魔法を否定しないであげて下さい。
それに、トレイさんの魔法は
オモチャみたいに可愛いくないし』
完成度も努力の仕方も桁違いに
及ばないかもしれない。けど．．．
自分の魔法を否定しないであげて下さい。
それに、トレイさんの魔法は
オモチャみたいに可愛いくないし』
ﾄﾚｲ「．．．本当にオマエは素直だな。
素直すぎて逆に心配だ」
素直すぎて逆に心配だ」
『心配しなくても大丈夫。それに＿＿
神様は噓が嫌いなんだよ』
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作者名：ikanosuke | 作成日時：2020年8月30日 0時
