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2話 ページ3

東京都立呪術高等専門学校









日本に2校しかない呪術教育機関の1校
(表向きには私立の宗教系学校とされている)









多くの呪術師が卒業後もここを起点に活動しており









教育のみならず任務の斡旋・サポートも行っている呪術界の要









今日は任務が入っておらず、体を動かす為にランニングをしていた









学校内はどこを見ても古い社殿に似た造りの建物が至る所に建っており、誰が見ても宗教系学校には見える









石畳の道の上を歩いていると後ろから大きな声で呼ばれる









「Aー!」









『…五条先生、朝からそん…な…』









その場に立ち止まり後ろを振り返ると言葉では言い表せないような、何かが五条先生の横にいる









不気味さが、稲妻のように電光のように素早く体の中を駆け抜けた









体が脳よりも早く動き、何かの周囲を私が出した蔵の入口から武器を突きつけ、刀を握り警戒態勢をとる









『五条先生!これはなんですか!!』









別に警戒を解いていた訳でもない、それに私は五条先生のような「六眼」は持っていないがある程度なら気配は感じとれていた









だが、こんなに近づくまで気が付かなかった









今までこんな恐怖は味わったことがない、自然と刀を握る手に力が入る









「ほーら、やめなさいっ」









気づけば五条先生に刀を取り上げられ、それにより気が緩んだせいで蔵の入口は閉じていた

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作者名:黒猫 | 作成日時:2020年10月29日 17時

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