宮侑にたたかれまして【宮侑】 (ページ17)

今日:2 hit、昨日:18 hit、合計:283,027 hit

16話ページ17

丁度演劇が始まる10分前に着くことができた
体育館内は観客でいっぱいだ

「すごいね、これも宮くんが出るからなんかな？」

『さぁ、とりあえず座ろうか』

私と結衣は空いている席に座り、座ったと同時に演劇が始まった

今回の演劇は佐倉さんが脚本を担当したらしい
悲劇と聞いてはいたがドロドロ過ぎないクラッシックな雰囲気の華やかなお芝居だった

レディ・ルフナは公爵家の一人娘でそのレディ・ルフナには密かに隣国の王子の恋人がいた
そこに横恋慕する公爵家の息子が現れてレディ・ルフナと無理やり結婚しようとした
それを嫌がったレディ・ルフナは恋人と駆け落ちをしようとするが、その手筈を書いた手紙を公爵家の息子にすり替えられてしまっていて2人は会えなかった
レディ・ルフナは間違いに気づき慌てて恋人を探すと彼は恋敵を殺してしまっていた
2人は誤解を解くことはできたがもう遅かった…
逃げられないと悟った2人は海に身を投げた

物語自体のおもしろさに引き込まれたけど、何よりインパクトが強かったのは王子役の侑くんだった

初日の撤収の時刻が徐々に迫っていたので、侑くんに会えないまま教室に戻る

明日は、遅くに軽音部のバンドライブがあったりその後キャンプファイヤーがあったりなど、夜遅くまで文化祭は続くので今日は早くに終わった