23話 ページ24
「Aそろそろ帰らへん?」
結衣に声をかけられ窓の外をみるともう空も赤く染まっていた
『そうしようか』
期末テストも迫ってきていたので結衣と図書室に勉強をしていた
私は教科書や筆記用具を鞄にしまい、参考書を本棚に片付ける
「ほな帰ろう」
『うん』
結衣と歩きながら下駄箱に向かう
下駄箱に着き靴に履き替えていると結衣が何かを思い出したように口を開いた
「そう言えば最近不審者がでてるらしいで」
『不審者?』
「おん」
靴に履き替え正門に向かう
結衣とは逆方向なのでここからはさよならだ
「ほな、気おつけてな」
『うん、結衣もね』
結衣とさよならし歩く
最近視線を感じることはあり振り返っても誰もいないことが何度かあった
ちょっと怖くなり早歩きで帰る
そう言えば、遅くなったので一応お母さん連絡をしようと立ち止まり鞄からスマホを出す
スマホを出して電源をつけようとした時、後ろから誰かに口を塞がれた
『んっ!』
急なことだったのでスマホを落としてしまった
抵抗するが両手を後ろで掴まれて上手く抵抗できない
「大人しくしててなぁ」
後ろから耳元で囁かれた
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作者名:黒猫 | 作成日時:2020年4月16日 21時