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4話 ページ4

俺の腕の中で横たわるAちゃん


俺の三歩後ろでなく唯一隣を歩いてもええと思える子


本人は覚えておらんけど小さい頃、出来て当たり前優秀で当たり前な環境で育った俺に初めてあったとき「痛いの痛いのとんでけ」なんちゅうまじないかけてきてこんな純粋な子おるんやななんで柄にもなく思ってしまった


「直哉様」


「なんや」


そいつを見ると自分で術式をかけたのに心配そうな顔をしとる


「俺はこんなこと…」


「文句あるん?」


「いえ…なんでもありません…」


精神干渉系の術式は使える、やからとことん利用させてもらうで


「ほな、このへんで」


Aちゃんを横抱きにして移動する


五条のやつに見つかるのも時間の問題、その前になんとしてでも手に入れたる

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作者名:黒猫 | 作成日時:2021年2月28日 21時

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