一本のお茶 ページ11
「ちょ‥‥ちょっと待って‥‥お、沖田くん‥‥」
走り出したはいいけど沖田くん速すぎ‥‥
「なんでィ、もう息上がったのかィ?」
私の5メートル先くらいを軽快に走る沖田くん
なんでそんな余裕そうなの‥
「お、沖田くん‥私も、もうだめ‥走れない‥」
息がうまくできなくて、喋るのもくるしい。
走るたびにで脇腹も痛くなる。
走るのを諦め、歩きだすと沖田くんはとまって待ってくれていた。
私が沖田くんのとなりまでくると
「飲むかィ?」
といってペットボトルのお茶を差し出してくれた。
「あ、ありがとう」
貰ったお茶を少し飲み、ありがとうと言って沖田くんに返すと
「おう」
とだけ言って沖田くんはそのまま私の渡したお茶を飲みだした。
「わっ」
か、間接キスしちゃった‥‥!
「どうかしやしたか?」
突然叫んだ私に沖田くんが不思議そうに聞いてきた。
「な、なんでもないです‥‥」
何も気にしてなさそうな沖田くんを見て、意識してる自分に恥ずかしくなった。
「なら大丈夫でィ。」
そう言って再び歩きだす沖田くんの顔はにやりと笑っているように見えた。
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めいこ(プロフ) - 黒猫さん» わっ!嬉しいです!!ありがとうございますっ!!私も黒猫さんの作品大好きなんです!(*´ω`*)私も応援してます!! (2018年4月1日 20時) (レス) id: c56081f290 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 応援してます!頑張ってください! (2018年4月1日 14時) (レス) id: eff21a910d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年3月14日 14時