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「スリザリン家のパーティに招いたらあなた来てくれる？」
寮杯発表の後、中庭を歩きながらそう言ったAにリドルは驚いたのか歩みを止めた
「僕が行っていいなら行くけど…君のお父さんは許してくれるの？」
「あの人の許しなんて必要ないわよ、それに今回のパーティには私の婚約者も来るの。ずっとあの人といるなんて絶対嫌。」
Aが優雅に杖を振ると、スリザリンを表す深い緑に金色の艶やかな模様が施された招待状がリドルの前にふわふわと舞って現れた
「詳しいことはアブラクサスかオリオンに聞いてちょうだい。」
「分かった。」
ふわりと花が舞うような笑みを浮かべ、また歩き出したAは中庭のとある場所へ着くとそこで足を止めた
「一年間色んなことがあったわね、良いことだけじゃなくて苛立つこともたくさんあったわ」
目を細め何かを確認したAはゆっくりとリドルの方に振り返った
中庭で仲間たちと騒ぎあっていた生徒達の視線が二人に集まるのを気にもとめず、Aは簡単にリドルに触れられる距離まで近づく
「私にはあなたが必要なの、どうしようもないくらいにね」
甘く溶けてしまいそうなAの笑みにリドルは目を離せなかった
「私は確かにあなたのものだけど、あなたも私のものなのよ」
＿＿＿『君は僕のものだ』
以前リドルがAに言った言葉はAを繋ぐ鎖であり、Aをこの世で唯一心を許せる者と繋ぐための枷であった
背伸びをしたAがリドルに触れるだけの口付けを落とす
Aの行動に呆気にとられたリドルは、向かい合うAの向こうでアメリアが口を抑えて固まっているのを見つけた
彼女が足を止めたこの場所は以前リドルにまとわりついていたアメリア・ガーネットが彼の不意をつき一方的な口付けを交わした場所だった
全てを察したリドルはイタズラが成功したような笑みを浮かべるAを可愛らしく思った
離れようとするAの腰に腕を回し、驚くAを無視して深いキスを落とした
目を大きくしたAは、止みそうもないリドルからの口付けに観念したように目を閉じ、彼の首に腕を回す
…きっとこの事は近いうちに親に知られるだろう
彼との関係のために初めて親に反抗することになりそうだが、これ以上隠し通す我慢はできなかった
アメリアの姿に怒りを思い出したAは自分でも無謀だと思える行動に出たのだった
校内一のビッグカップルの誕生に、生徒達の歓声が響いていた
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そると(プロフ) - こんにちは！抜けている話があります！改善お願いします！ (2023年2月24日 22時) (
レス) @page1 id: 38488dc39d (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - さくりすさん» さくりすさん、コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ないです...1日１回も読んでくださってるなんて本当に嬉しくて感激してます(泣)遅い更新ですが、これからも楽しんで頂けるようがんばりますね！ (2019年6月12日 8時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
さくりす(プロフ) - とても面白くて、１日に一回最初から読んでいます笑更新頑張ってくださいね！続編待ってます！！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: f50c020109 (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - ゆかりなさん» ゆかりなさん、コメントありがとうございます！一気に読んでくださったと知りすごくモチベーションが上がりました...！なかなか遅い更新ですが頑張りますので楽しんで読んで頂けると嬉しいです！ (2019年1月21日 6時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりな - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください！ (2019年1月2日 6時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐる | 作成日時：2018年9月4日 12時
