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紅茶と甘いチョコレートの香りを胸いっぱいに吸い込む
リドルと共に訪れた必要の部屋で彼から紅茶のサーブを受けながらチョコを1粒手に取った
「これフランスで最近話題になってるチョコよ、気になってたの」
「そう、じゃあ丁度良かったね」
アブラクサスが持ってきたお菓子は食べる人の好みによって味と見た目が変わるチョコレートだった
私が手に取るなり白いコーティングに赤い蔦模様があしらわれたデザインに変わるのを見て思わず顔がほころぶ
口に入れると苦味なんか全くない、ただただ甘い甘いホワイトチョコレートの味が広がった
｢それで、あなたの話は？｣
彼が淹れてくれた紅茶に角砂糖を落としながら訊ねる
「大方分かってるとは思うけど、サラザール·スリザリンが残したとされる秘密の部屋についてだよ」
「でしょうね、『偉大なる祖先が残した部屋』だなんてそれくらいしか思い浮かばないもの」
サラザールが怪物を閉じ込め真の後継者にしか開けないようにと封印したとされる部屋
ホグワーツとしても何度も調査されたが見つからないために伝説だろうとされている、でも…
「君の家になにか記録はない？｣
「…私も以前気になって家の本を読み漁ったの、でも場所も開け方もなにも見つからなかったわ｣
眉をひそめたリドルに言葉を続ける
「ただ、秘密の部屋が存在することだけは確かみたいね、サラザールと他の創始者が対立して彼がホグワーツを去るまでの間はかなりの空白があったの。
まさかずっと口論してたわけじゃないでしょうし、その間に部屋をつくったと考えるのが妥当よ。｣
「妥当って…まさか憶測じゃないよね？｣
「当たり前でしょ、…彼が生きてたころの友人、名前までは分からなかったけどその人の日記の一部が見つかったの。
そこには『彼は学び舎に彼の印を残し、そこに何かを隠したようだ』と書いてあったわ。｣
「印？｣
「そう、私が調べて分かったのはそれだけよ｣
リドルは私からの情報に思案するように顎に手を当て黙りこくった
「……秘密の部屋は『真の後継者』のみが開ける。でも今まで彼の子孫がホグワーツにいて開けなかったことから考えるとサラザールにあって彼らになかったものがあるんだ。｣
「…パーセルマウスね｣
私の言葉に彼はこくりと頷いた
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そると(プロフ) - こんにちは！抜けている話があります！改善お願いします！ (2023年2月24日 22時) (
レス) @page1 id: 38488dc39d (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - さくりすさん» さくりすさん、コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ないです...1日１回も読んでくださってるなんて本当に嬉しくて感激してます(泣)遅い更新ですが、これからも楽しんで頂けるようがんばりますね！ (2019年6月12日 8時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
さくりす(プロフ) - とても面白くて、１日に一回最初から読んでいます笑更新頑張ってくださいね！続編待ってます！！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: f50c020109 (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - ゆかりなさん» ゆかりなさん、コメントありがとうございます！一気に読んでくださったと知りすごくモチベーションが上がりました...！なかなか遅い更新ですが頑張りますので楽しんで読んで頂けると嬉しいです！ (2019年1月21日 6時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりな - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください！ (2019年1月2日 6時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐる | 作成日時：2018年9月4日 12時
