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「アクロマンチュラねえ…」
アールグレイの香るティーカップを見つめながら、思案するように頬杖をついたAの隣でリドルは不敵な笑みを浮かべていた
「それで、どうするの？」
「…保険もできたことだし、そろそろ計画を始めようかな。」
「計画？」
どこか含みを持たせた恋人の発言にAはいぶかしげに眉をひそめた
Aは問いかけるような視線をリドルに向けたが、彼は答えることなくティーカップに手を伸ばした
「大丈夫、きっと君も気に入るよ。」
そう言って紅茶に口をつけたリドルの優美な仕草に些か見とれながら、Aはつまらなそうにため息をついた
「どうして教えてくれないのよ、つまらないわ。」
不満気なAを見て、リドルは小さく笑い、なだめるように彼女の頬に口付ける
「そんなに不貞腐れるなって、近いうちに分かるから。…ああ、そうだ。スラグホーンの好物は何か知ってる？」
「何で私に聞くのよ、本人に聞けばいいでしょう？あなた、彼のお気に入りじゃない。」
「彼は君の家のパーティに何度か参加してたから知ってるんじゃないかと思って。あと彼のお気に入りは僕だけじゃなくて君もだけどね。」
リドルがそう言うと、Aは記憶を辿っているのか、綺麗に伸ばしていた背中をソファに預け腕を組んだ
「…ああ、確かパイナップルが好きだったはずよ。うちの料理人がつくったパイナップルのパイ、やたらと気に入ってたもの。」
「パイナップルか、ありがとう。」
「別に、でもどうして彼の好物を？」
「…ホークラックスの情報が不完全なんだ。だから、彼を利用する。」
リドルが苦々しげに言うと、納得したように頷いたAは不意に、以前教授からスラグクラブの相談をされたことを思い出した
「ねえ、また今度スラグクラブを開くそうなの、その時に聞き出してみたら？」
「また？あの人ほんとにパーティ好きだね。」
「パーティというか、お気に入りを集めるのが好きなんでしょ。メリィソート先生が『彼は昔からお気に入りの生徒を集めて楽しんでいた』って言ってたもの。…ああそうだ、メリィソート先生といえば今年度で退職されるそうよ？もういいお年だものね。」
「それ、確かな情報？」
「お忘れかもしれないけど、私の父はホグワーツの理事よ。」
嫌味のように言ったAに、肩を竦めたリドルは小さく「ごめん」と呟いた
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そると(プロフ) - こんにちは！抜けている話があります！改善お願いします！ (2023年2月24日 22時) (
レス) @page1 id: 38488dc39d (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - さくりすさん» さくりすさん、コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ないです...1日１回も読んでくださってるなんて本当に嬉しくて感激してます(泣)遅い更新ですが、これからも楽しんで頂けるようがんばりますね！ (2019年6月12日 8時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
さくりす(プロフ) - とても面白くて、１日に一回最初から読んでいます笑更新頑張ってくださいね！続編待ってます！！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: f50c020109 (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - ゆかりなさん» ゆかりなさん、コメントありがとうございます！一気に読んでくださったと知りすごくモチベーションが上がりました...！なかなか遅い更新ですが頑張りますので楽しんで読んで頂けると嬉しいです！ (2019年1月21日 6時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりな - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください！ (2019年1月2日 6時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐる | 作成日時：2018年9月4日 12時
