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「…でも、私なんかがAさんと関わるなんて迷惑だわ。」
ハンナを含む友人たちの視線にどこか怯えたようなロータスは顔を曇らせそう言った
「そんなことないわ、優秀だし、謙虚だし。それにあなたとっても可愛いもの。前からあなたとお話したかったのだけど機会がなくて。…みんなもそう思うでしょう？」
有無を言わせぬ物言いで友人達に問いかけると彼女らは引きつった笑みで
「え、ええ、そうね…」
と答えた
正直ロータスには利用価値もなければ興味もない
だが私に媚へつらう割に誰に聞かれるとも分からないような場所で私の悪口を言う人間にはそれ相応の報いを受けて貰わなければ気が済まない
「可愛いだなんて、Aさんの方が綺麗だわ。ホグワーツ中から憧れられて、優秀なのに優しくて、私みたいなのにも声をかけてくれて…」
ロータスはきっと本気でそう思っているのだろう
どこか熱っぽく語る彼女と、何故私がロータスに突然目をかけだしたのか理解できない友人達の雰囲気が混沌としていて嘲笑いたくなる
「嬉しいわ。…そうだスリザリン家で夏休みにパーティーを開くの。毎年魔法省の大臣や名家の方がいらっしゃるのだけど、もし良ければあなたを招待したいのだけれど…」
「わ、私を…？でも私じゃきっと身分不相応だわ…」
「そんなことない、あなたは素敵な人よ？自信を持って。それに私あなたともっと仲良くなりたいの。」
アベリー家がスリザリン家に呼ばれるだなんて思っても見なかったのだろう
ロータスだけでなく、他の子達も酷く驚いていた
「あの…私で良ければ…信じられない、スリザリン家のパーティーに招待されるなんて、夢みたいだわ。」
「ありがとう、正式な招待状はあなたのお家に送るよう手配するわね。ご家族全員分の招待状を送らせるわ。」
自分たちではなくロータスが目の前で招待されたことに驚きを隠せず、悔しそうな他の子達に視線を向ける
「ああ、それからあなたたちはどうする？」
小首を傾げていかにも参加して欲しいかのような雰囲気で聞く
「もちろん、参加したいわ！」
「私も！」
口々に参加したいと答えた彼女達に浅ましい、という感情しか湧いてこない
「…そうね、私も友達には参加して欲しいわ」
「私達Aさんのような友人がいて幸せだわ」
「ほんとね、なんて幸運なのかしら」
顔を綻ばせた彼女達は嬉しそうに手を取り合っていた
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そると(プロフ) - こんにちは！抜けている話があります！改善お願いします！ (2023年2月24日 22時) (
レス) @page1 id: 38488dc39d (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - さくりすさん» さくりすさん、コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ないです...1日１回も読んでくださってるなんて本当に嬉しくて感激してます(泣)遅い更新ですが、これからも楽しんで頂けるようがんばりますね！ (2019年6月12日 8時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
さくりす(プロフ) - とても面白くて、１日に一回最初から読んでいます笑更新頑張ってくださいね！続編待ってます！！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: f50c020109 (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - ゆかりなさん» ゆかりなさん、コメントありがとうございます！一気に読んでくださったと知りすごくモチベーションが上がりました...！なかなか遅い更新ですが頑張りますので楽しんで読んで頂けると嬉しいです！ (2019年1月21日 6時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりな - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください！ (2019年1月2日 6時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐる | 作成日時：2018年9月4日 12時
