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(リドル視点)
最悪だ、アメリア・ガーネットにキスされただけではなく、それをAに見られた
「ごめん、君の気持ちは嬉しいけど、一年生の頃からずっと好きだった人がいるんだ。」
そう言い残してガーネットを置き去りにする
乱暴に唇を拭い廊下を進むと、途中で立ち尽くしているアブラクサスとオリオンを見つけた
「Aは？」
「申し訳ありません。一人にしてくれと、追いかけることも拒否されました。」
答えたアブラクサスと眉を寄せるオリオンを、あとは自分が彼女と話すからと言って立ち去らせる
きっとAは必要の部屋にいるだろうが、彼女が一人を望むなら部屋は現れないかもしれない
だがとにかく向かわなくては
必要の部屋が現れる扉の前で立ち止まり、Aに会いたいと強く念じる
懸念とは裏腹に部屋は現れた
現れた扉をゆっくりと開き一歩進むと目の前すれすれをガラスが横切る
彼女の魔力が暴走しているのか、部屋は酷い惨状だった
ありとあらゆるものが部屋の中で暴れ、砕ける
部屋の電気はチカチカと点灯を繰り返していた
今更ながらAの魔力の強さに感心する
保護呪文で飛んでくる物を防ぎながら部屋を進むと部屋の隅にある大きなソファに横向きに座り、膝を抱えて顔を伏せたAを見つけた
迷うことなく彼女の傍に行き、優しく抱きしめる
「…変ね、私一人になりたいと思ってこの部屋に入ったのに」
「部屋は開いたよ、君僕に会いたかったんじゃない？」
そう言うと伏せていた顔を上げ呆れたように笑ったA
彼女の瞳は赤く染まり、頬には涙が流れていた
綺麗だ、と思った
自分と揃いの瞳も、そこから流れる雫も、Aの美しさを引き立てるものでしかない
「面倒でしょう？あんなことで泣いて、魔力も抑えられない女なんかにあなたが構うなんてね。」
「…君は僕のものだ、自分のものを気にかけるのは所有者の特権だろう？」
その言葉にまた、呆れたように笑うAの頭をなで涙を払う
いつの間にか魔力の暴走も収まったようで、部屋は静けさを取り戻していた
「一応言っておくけど、あれは僕の意思じゃないからね」
「分かってるわ……ねえ、キスして？」
彼女の言葉に少し驚きつつも唇を重ねる
徐々に深まる口付けに自分の首にまわる腕を感じ、ゆっくりと彼女を押し倒す
…さぁ、どうしてくれようか
自分と彼女の関係を掻き乱そうとするガーネットへの報復を考えながら、ゆっくりと彼女のネクタイをほどいた
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そると(プロフ) - こんにちは！抜けている話があります！改善お願いします！ (2023年2月24日 22時) (
レス) @page1 id: 38488dc39d (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - さくりすさん» さくりすさん、コメントありがとうございます！返信遅くなり申し訳ないです...1日１回も読んでくださってるなんて本当に嬉しくて感激してます(泣)遅い更新ですが、これからも楽しんで頂けるようがんばりますね！ (2019年6月12日 8時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
さくりす(プロフ) - とても面白くて、１日に一回最初から読んでいます笑更新頑張ってくださいね！続編待ってます！！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: f50c020109 (このIDを非表示/違反報告)
めぐる(プロフ) - ゆかりなさん» ゆかりなさん、コメントありがとうございます！一気に読んでくださったと知りすごくモチベーションが上がりました...！なかなか遅い更新ですが頑張りますので楽しんで読んで頂けると嬉しいです！ (2019年1月21日 6時) (レス) id: 0e6da7c88a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりな - とても面白くて一気に読んでしまいました！無理せず更新頑張ってください！ (2019年1月2日 6時) (レス) id: 1df12e5f71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐる | 作成日時：2018年9月4日 12時
