8.壊れたオルゴール ページ8
部屋の中は広く、歩くと木でできた床がみしっと鳴った。
A「わっ……!?」
部屋の隅に座っている人、
ううん、お人形だ…。
瞳は閉じていて、長いまつ毛に綺麗な髪。透き通るような白い肌をしたお人形が、部屋の壁にもたれかかって座っている。
藍斗「ふふ、綺麗なドールでしょ?__でも君はこっちだよ、はい。これが直してもらいたいオルゴールなんだ……。」
手渡されたオルゴールは、水色や青の宝石がはめ込まれた、とても高級そうなオルゴールだった。
しかし、その宝石はところどころ欠けていて、中の部品もめちゃめちゃに壊れていた。
音も鳴らない。
A「シリンダーオルゴールですね、これなら直せると思います…!
梓乃「ねぇ君…だあれ?このオルゴール直せるの?」
さっきの灰色にエメラルドの瞳をもった男の子にそっくりな子が、私に話しかけてきた。
A「はい…、ちょっと時間はかかるかもだけど、きっと直せると思いますっ」
綺雪「それじゃあダメなんだ…!!もうすぐ日が暮れる。オルゴールを午前0時までに直せなければ、愛律はもう2度と目覚めない!」
金髪の男の子が私に詰め寄りそう言った。
梓乃「でも……本当に直してしまっても良いのでしょうか?これは、愛律が自ら望んでやったこと。」
杏乃「梓乃っ…!そんな…分かんないじゃん!!間違って愛律がオルゴールを落としたかもしれないよ?!」
A「…めぐり……?このオルゴール、何か特別なんですか?貴重なものとか…??」
さっきから彼らの話についていけない。
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月乃(プロフ) - がーな@紅桜が舞散るさん» こんにちは…!コメントありがとうございます。頑張って更新しますね(*´ヮ`*)返信遅くなってすみませんでした。 (2014年8月24日 21時) (レス) id: adea3ad9dc (このIDを非表示/違反報告)
がーな@紅桜が舞散る(プロフ) - こんな感じの小説、すごい好きです!イラスト集とかも見させていただきました!これからもぼちぼちでいいので、がんばってくださ! (2014年8月2日 16時) (レス) id: a7d2ecb19b (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - ディアさん» ディアさん初めまして…!コメ嬉しいです( ´ `* )ありがとうございます。もっと楽しんでいただけるように頑張ります…! (2014年6月23日 22時) (レス) id: adea3ad9dc (このIDを非表示/違反報告)
ディア(プロフ) - 内容が深くて、何回も読めます!!更新頑張ってください!(*≧∀≦*) (2014年6月23日 20時) (レス) id: 831adf6bd4 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 文月@トリップしたいいいぃぃぃぃいいい!!!!さん» わわわっ///コメありがとうございます…!こんな妄想話でも楽しんでいただけて嬉しいです( ´ ▽ ` )頑張りますっ (2014年6月20日 20時) (レス) id: adea3ad9dc (このIDを非表示/違反報告)
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