43.乱れた姿 ページ43
学校を出ると、日はすっかり暮れていて、青白い街灯がついていた。
A「……ふっ……ぇ………グスッ…」
あの時びっくりしすぎて出なかった涙が、今さら溢れてきた。
制服のリボンとブラウスのボタンが引きちぎられ、髪も乱れた自分の姿が、建物の窓に映った。
暗い道で人通りが少ないのが救いだったけれど、淫らな自分の姿を見ていると、何故か悲しくなってどうしようもなかった。
ガチャ……
すごく重たい足取りでやっとお屋敷についた。
ただいまも言わずに中へ入る。
綺雪「おっかえり〜!遅かったね?何かあった……の………?__Aちゃ…?!」
リビングにいた綺雪くんが目を見開いて私を見た。
杏乃「Aおかえりっ!って………!」
梓乃「…!?ね…ぇ……何かあったんですか?その格好どうしたの…?」
階段をちょうど降りてきた杏乃くんと梓乃くん。
私は走って2人の横を通り過ぎた。
奏「あっぶね…!お前っ……どうした!?」
途中、すれ違った奏くんの言葉も無視。
ひたすらに自室に一目散に向かった。
私は誰とも顔を合わせられない。
それなのに
それなのに
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月乃(プロフ) - がーな@紅桜が舞散るさん» こんにちは…!コメントありがとうございます。頑張って更新しますね(*´ヮ`*)返信遅くなってすみませんでした。 (2014年8月24日 21時) (レス) id: adea3ad9dc (このIDを非表示/違反報告)
がーな@紅桜が舞散る(プロフ) - こんな感じの小説、すごい好きです!イラスト集とかも見させていただきました!これからもぼちぼちでいいので、がんばってくださ! (2014年8月2日 16時) (レス) id: a7d2ecb19b (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - ディアさん» ディアさん初めまして…!コメ嬉しいです( ´ `* )ありがとうございます。もっと楽しんでいただけるように頑張ります…! (2014年6月23日 22時) (レス) id: adea3ad9dc (このIDを非表示/違反報告)
ディア(プロフ) - 内容が深くて、何回も読めます!!更新頑張ってください!(*≧∀≦*) (2014年6月23日 20時) (レス) id: 831adf6bd4 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 文月@トリップしたいいいぃぃぃぃいいい!!!!さん» わわわっ///コメありがとうございます…!こんな妄想話でも楽しんでいただけて嬉しいです( ´ ▽ ` )頑張りますっ (2014年6月20日 20時) (レス) id: adea3ad9dc (このIDを非表示/違反報告)
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