お人形さんと魔法のオルゴール

24.アルバイト？ ページ24

A「む、無理です無理ですっ…！できないです私なんてっ……わ、私…っやっぱり帰ります！！さよならっ」




私は勢いよくソファーから立ち上がった。


こんな変な話っ…なんなの急に！

巻き込まれたくないっ



綺雪「＿＿＿逃がさないよっ♪」



ぎゅっ！


A「…ひゃっ！き、綺雪くんっ！やだ離して…！」



綺雪くんに後ろから強く抱きしめられ、逃れることができない。



杏乃「……ねぇ、ずーっとここでおれらと暮らそうよ…？」



次に杏乃くんが私の耳元でささやいた。


A「やっ……家に帰してください……っ！！」



藍斗「頼むよ〜っ！！ここの家に住み込みで！食事も毎日用意する！」




A「……！」



それはつまり…タダ！？



藍斗「綺麗なオルゴールに囲まれて過ごすのも悪くないだろう？大丈夫、オレもサポートするから。君はお店番、それと＿＿＿オルゴールたちを愛してくれればそれでいい…。」



A「でもっ……」


オルゴールは好き。


でも、いきなりこんな知り合いでも何でもない人の言うことなんて聞けないよ……。




藍斗「アルバイトだと思って引き受けてはくれないかな……？もちろんお金はちゃんと払う。」



……。



アルバイト…かぁ


そう考えると、これからこの街で1人暮らししていくには良い話かもしれないな…？

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