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1.謎の女性 ページ1

クリスマスが近づいたある日。

外は真っ白な雪が積もり、イルミネーションが輝きだし、いつの間にか夕方になっていた。



愛律「そろそろ店仕舞いだね。今日はもうお客様来なそうだし…。」




A「うん^ ^今日はいつもより売れたね!クリスマスプレゼントとかかな?」



日中、お店は大繁盛。今日は日曜日ということもあって、皆でお店にでていた。お客様の中には愛律くんたちを理由に来る方も多かったけどね(笑)


美形の店員がいるって、女の子たちの間では有名らしい。



愛律「ふふ、そうかもね、クリスマスデザインのオルゴールが新しく入荷してたし。一気に売れたよね…裏の在庫持ってくるね。」



A「うん!お願い。」



綺雪「はぁ、疲れた〜!皆お疲れ様!今日はお客様いっぱいで楽しかったね!」



梓乃「……うぅ…疲れた。座りたい。」


杏乃「あはは、梓乃お疲れ様。」


梓乃「…奏ずるい!途中からサボってどっか行くし!」



確かに……。奏くんは途中から姿を消した。



理都「あー。あいつ適当で自由だよな…」


綺雪「まー、奏なんていつもそうじゃん?ほら、レジ閉めるから杏乃と梓乃も手伝って?」



2人「はーいっ」























みんながお店から居なくなり、私も鍵をかけてお店を去ろうとしたとき__



チリン……


お店のドアについているベルが小さく鳴った。


入ってきたのは青のドレスに身を包んだ、とても綺麗な女の人だった。




A「____あの…っ…すみません、今日はもうお店終わりなんです。」



その美しさに思わず見惚れてしまい、私は固まってしまった。


その女性は無表情のまま店の奥へとどんどん入っていく。聞こえなかったのかな…?



A「あの……っ!」




言葉ひとつ発さず、女性はあるショーケースに手を伸ばしてガラスに触れた。


あの事件から時が経ち、莉樹さんから返してもらった愛律くんのオルゴールは、他ドールのオルゴール同様、再び店に飾られた。


女性が手を伸ばしたのは、その愛律くんのオルゴールが入っている厚手のガラスケース。


どくん…と、嫌に鼓動が鳴る。


A「や、めて…ください…っ!それは売り物じゃ…っ…!!」

2.粉砕→



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作者名:月乃 x他1人 | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2015年8月12日 21時

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