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文化祭まで残すところ2週間と少し。
クラスメイトは個性豊かすぎるわ担任の銀ちゃんはやる気ないわでしっちゃかめっちゃかな3Zだけど、そろそろ本格的に模擬店の準備を始めようということになった。
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A「じゃあ、とりあえず看板とか飾り付けの準備から始めよっか」
妙「そうね」
ちなみにうちのクラスは何ともまあ夢小説の定番中のド定番である執事・メイド喫茶をやることが決まっている。
看板を取り囲んでデザインはどうしようかとみんなで頭を悩ませていると、私の後ろから銀ちゃんがひょこ、と顔を覗かせる。
銀八「こういうのはよォ、単直に出し物の名前だけ書くのもまァありだとは思うが、ひと癖付けるにはサブタイトルなんかが重要になってくるんじゃね」
神楽「どんなん付けるアルサブタイなんて。」
銀八「あー、例えばよ?…」
A「……」
そのまま会話続けちゃってるけど、あの、銀ちゃんの顔、近くて……
わ、私変なにおいしてないかな!?
さすがにもう秋だし、汗はそんなにかいてないと思うけど…でも……
(恥ずかしい……!)
顔が熱いから離れてほしい。
いやでもやっぱり離れちゃダメ!
ううう、でも恥ずかしいよーーーー……
赤くなっている顔を両手で抑えながら1人で悶々としている間にも、銀ちゃんと神楽ちゃんのサブタイ会議は続いている。
銀八「あ、こんなんどーよ」
神楽「!なんか思いついたアルか」
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銀八「『ペッティングまでならいいんじゃない』」
新八「いい訳ないだろォォオオオ!!!なに原作の方から引っ張ってきてんの!!!!ていうか文化祭の模擬店でペッティングなんてできるわけないでしょうが!!!!!」
A「……さっさと看板完成させちゃおっか」
くるりと体の向きを変えて、比較的今日は大人しい妙ちゃんや九ちゃんに呼びかける。
女子高生の耳元でなんて卑猥な単語呟いてんだあの万年金欠変態教師が。
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白桜姫 - 次の再新楽しみにしてます。 (2018年9月21日 19時) (レス) id: 6519ad1531 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - ミカミさん>ありがとうございますっ 亀並だけど頑張ります(( (2012年4月30日 16時) (レス) id: a63f40ac5c (このIDを非表示/違反報告)
ミカミ - 更新楽しみです! (2012年4月30日 15時) (レス) id: 217f884747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美颯 | 作成日時:2012年4月30日 15時