雪だるま〜加藤〜 ページ13
A「ねぇねぇ、シゲくん。雪だよっ。雪っ。」
リビングの大きな窓を開けながら、Aが嬉しそうにそう言って雪を見つめる。
３月なのに、こんなに雪が降るのは珍しい。
だけど、子供の様にはしゃぐAの方が俺にとっては珍しい。
シ「A。あんまり窓開けっぱなしにしてると風邪ひくぞ？」
A「うん。分かってる。」
シ「てか、俺が寒いんだけど…。」
俺はそう言うと、そっとバルコニーの端にかがんでるAに近づく。
すると、視界に映ったのは小さな雪だるま。
シ「雪だるま作るって、子供かよっ。」
A「いいじゃん。大人が作ったって…。」
俺の言葉にそう言い返すと、Aは少しだけ頬を膨らませた。
普段はしっかりしてるくせに、たまに見せる子供みたいなところ。
いつもはニコニコしてるけど、時々見せる頬を膨らまして怒るところ。
俺……Aのそういう所が好きなんだ。
シ「しょうがねーな。俺も作るよっ。」
A「え？」
シ「だって、１人じゃ…この雪だるま、寂しいだろ？」
俺はそう言うと、積もってる雪をそっと掴む。
正直手が冷たいし、何で雪だるま作ってるんだろって思うけど
こういうのもたまにはありだな。
シ「あー、つめてー。」
A「ふふっ。だよね〜。」
シ「でも、これで寂しくない。」
冷たくなった手をこすりながらそう言うと、Aは静かに俺の手を包み込む。
すっかり冷え切った手に、じんわりと伝わってくるAの温もり。
その温かさに、１人じゃないんだと安心できる。
そのまま俺たちはしばらく…
バルコニーに並んだ２つの雪だるまを、肩を寄り添う様にしてしばらく見つめていた。
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めぐみるく(プロフ) - さっちゃんさん» やっぱり分かっちゃいますよね(笑)ありがとうございます♪更新、頑張ります((´∀`*)) (2015年5月13日 0時) (
レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - めぐみるくさん» やっぱり！なんか知ってる気がしたんです笑笑 更新頑張ってくださいね(o^^o) (2015年5月13日 0時) (レス) id: a213e68ec1 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - ひなちさん» ほんとですか?!曲流れました？(*´∀`*)私も吉原ラメント大好きです♪ (2015年5月12日 23時) (レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
ひなち(プロフ) - 吉原ラメント好きー＼(^o^)／読みながら、曲流れた♪ (2015年5月12日 23時) (レス) id: 59cdcfdd85 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみるく(プロフ) - さっちゃんさん» そうです。それを元に書かせていただきました(*´∀`*) (2015年5月12日 7時) (レス) id: be63dacdc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぐみるく | 作成日時：2015年2月8日 2時
