【あんスタ】告白をしてさようなら…【朔間凛月】 (ページ29)

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姫の為に…そして騎士のためにページ29

とうとうやってきたジャッジメントの日…

ルールは１対１でダンスを行い、アイドル科の人達が多数決を行う。
ただし…誰々と仲がいいという理由で票を入れてはいけない。

私はステージの裏でそわそわとしていた。

凛月くんに勝ってほしい…けれど司くんにも可愛い後輩として頑張ってほしい。

でも、もし司くんが勝ったら私は…

凛月「ふふっ、なんで戦わないAが緊張してるの…？」

A「り、りつ…！」

いつの間にか後ろには凛月が立っていた。

久しぶりに見る、凛月の騎士服。

それはまるでおとぎ話に出てくる格好いい騎士だった。

私は、顔を赤くして思わず目を逸らしてしまう。

そんな私に凛月は照れてる、なんて笑いながらちゃかし

凛月「ねぇ、A…Aはどちらの騎士を望む…？」

”俺か…ス～ちゃんか…”

凛月は意地悪だ…

私の心に迷いが生じているのを知っていて…

A「…それは凛月に頑張って欲しい…でも、司くんにも…」

口がこもってしまう

凛月「へぇ～…じゃあ俺…手抜こうかな～負けちゃうかも～」

A「それはだめ…！もし、凛月が負けたら私は…。私は、凛月が好きだから！」

言ってしまった…

顔がさらに熱を持つ。

凛月は少し驚きその綺麗な瞳を大きくした…。が…

凛月「ふふっ。では、姫様。我に命令を。」

凛月は目を閉じ私の前で跪いた。

A「…必ず…勝って。私のただ一人の騎士様…。」

凛月「仰せのままに。俺のただ一人のお姫様。」

そういうと凛月は私の手を取り、指にキスをした

A「…なっ！」

凛月「…大丈夫。絶対に勝ってくる…。俺は姫様の為に。もう二度と離さない。悲しませない。あんずとも約束したから…。俺は約束は絶対に守るから。…では、言ってまいります。」

そういうと凛月は先程の優しい顔から一変、真剣な顔つきになり、そしてステージへと出た。

ご武運を祈ります…。

凛月…絶対に勝ってね…。

嵐「Aちゃ～ん！」

お姉ちゃんに呼ばれた

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瀬名side

どうやら、かさくんとくまくんがjudgementを行うらしい。

勝手にやるなんてチョーうざい！

真緒「りっちゃん…」

くまくんの幼なじみが心配そうに呟く

瀬名「くまくんなら大丈夫じゃないの～？最近頑張ってレッスンしてるし。」

レオ「あはは！瀬名も一緒にjudgementしたらどうだ？」

瀬名「ばっかじゃないのぉ！？俺にはあそこに入る資格がないよ」