操り人形（マリオネット）【オリオンの刻印】 (ページ14)

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ペンギンザ・ゴット＆デビルページ14

貴方side
ソクが味方の韓国の選手に傷つけられている。私はやりきれない気持ちになった。ソクの所へ行こうかな。

灰「待てよ。敵チームの揉め事に自分から突っ込んでいくのかよ」

貴「でも……」

灰「敵チームにわざわざ突っ込むバカがいるか」

貴「分かった」

吉「バカ、か。味方同士で潰しあうなんて韓国もバカな奴らだぜ」

灰「全くだ」

貴「いやいやいや、こういう時だけ意気投合?しかもさっき争ってたよね!?人の事言えないよね?そうすると自分は馬鹿ですって言ってるようなもんだよね?」

しまった。つい言ちゃった。
　
不「全くその通りだぜ。お前らが言えることなのかよ、バカが」

灰・吉「あ"あ?」

ギロリと睨まれた。不動君も言ってたじゃん!

灰「だいたい、てめぇが韓国のことバカとか言うからだろ!」

吉「あ"?」

いがみ合う2人。困惑する周り。
こういうのを犬猿の仲って言うのかな?でも、ケンカする程仲がいいとも言うし。
部屋同じなんだよな。あの2人。

再び試合再開。
また2人でいがみ合ってる。けど、今度こそ合うかもね。スイカと塩が合うように。

灰「決めてやるっ!」

吉「はっ」

灰・吉「ペンギンザ・ゴット＆デビル!!」

これぞ神と悪魔の協力プレー!
　
ピー。試合終了のホイッスルが鳴った。でも2人はいがみ合ったまま。だって2人とも互角だったんだから。

剛「やったぞ!」

貴「どうしたの?」

試合に出られなかった剛陣君がなぜか凄く喜んでいる。前向きだな。

剛「載ってたんだ!雑誌に!」

貴「ふ～ん、どれどれ。って、ちっさ!こんなんでよく喜べるね」
　
剛「ありがとなっ！」

褒め言葉じゃないんだけど。

不「ﾌｯおめでたいヤツだな」

剛「おう、サンキュー!」

いや、絶対褒め言葉じゃないって。この人頭のネジ何本か外れてるんじゃないかしら?

灰「はぁ!?」

吉「頭おかしいのかこの雑誌」

2人が見いるところを見てみると……。

【ゴッデビを押しのけて、フィールドの天使、降臨!】と、書かれていた。

あ～、ゴット＆デビルを略されたのと、私が押しのけちゃったから怒っているのね。私のせいではないけど。

灰・吉「てめぇ、後でぶっ潰す」

あーあ、私の人生終わった。

つ「あの～、前から思ってたけど、灰崎君と、ヒロト君って仲良いいよね?」

神「部屋同じだし…」
　
灰・吉「仲良くねーし!」

今思ったけど灰崎君と吉良君、ハモること多くない?そんな気持ちは胸にしまったAだった。