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20.かわいい
Aと両思いになんとかなれて、バレンタインの時期がやってきた。
目黒「バレンタイン…」
仕事中、バレンタインの事で頭がいっぱい。
恋人?として過ごす、初めてのバレンタインだ。
Aが実家にいるとのことで、お迎えに出向く。
目黒「A〜?」
『あら、蓮。A今、立て込んでるわよ。』
甘い匂いに包まれた部屋。
目黒「A?」
「あ、お兄。」
目黒「何作ってるの?」
「撮影に持っていくお菓子。」
大量チョコクロワッサンと、チョコクランチ。
目黒「渡すの?」
「うん、差し入れとしてね。」
目黒「え?」
「え?去年、櫻井さんから聞かなかった?去年も、この時期差し入れ、手作りお菓子だよ。」
ゆう「蓮くん、Aのお菓子楽しみな人なんていっぱいいるって。現にあそこにさぁ…(笑)」
ゆうの視線の先には、お父さん。
ソワソワして、Aの作ってるところを覗いている。
ゆう「A摘んでいいー?」
「ああ!それはだめ!こっち、ゆうのは。」
ゆうに手渡ったのは、可愛くラッピングされたフィナンシェと、チョコのチュロス。
「お母さーん、冷蔵庫入ってるからね!」
はーい。とお母さんの声が聞こえて、お父さん、はいどうぞ!
目黒「俺のない……」
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作者名:ゆうあ | 作成日時:2023年2月1日 20時