仕事準備(後編) ページ8
「じゃあ、お二人共此方に座って下さい」
そういうと雪華は翔太と獬翔を椅子に座らせた
不思議な部屋だった、明かりはあるのに暗闇のような不安を感じる
椅子と机しかない狭い部屋なのに、広い宇宙のような不思議な感覚があった
「じゃあ目を閉じて下さい、僕が開けていいと言うまで絶対開けないで下さいね?」
2人が目を閉じると、雪華は明かりを消して何か小さく呟き始めた
しばらくした後、雪華は手を叩いて
「もう開けていいですよ」と2人の肩を叩いた
「あの、これって何の意味が....?」困惑しながら翔太が言うと
「大丈夫ですよ、今から話します」と雪華が微笑んだ
雪華は本を開きながら「今やったのは診断的なものです、お二人の武器は鎌ですね」
「え?死神って大体鎌じゃないんですか?」驚きながら獬翔は問う
すると雪華はナイフを取り出し「僕みたいに鎌じゃなくてナイフの人も居ますよ、なんならお姉ちゃんは剣ですし、あとはそうですね....銃とかも」と淡々と話した
「ほぉ.....」と2人が関心していると「さっ、次は戦闘練習ですよ!行きましょう!」と雪華が強引に2人を連れて行った
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作者名:柊 雪乃 | 作成日時:2020年9月22日 13時