【ハイキュー】元引きこもりの私が恋した貴方【宮侑】 (ページ6)

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「んお？なんや、よう見たら…

えらい別嬪さんやなぁ」

ふんわりと微笑んで言った

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『……え…？』

別嬪さん…？別嬪……べっぴん………美人…？

「あ……あぁぁぁぁぁ！スマン！！忘れて！それじゃ！！」

足早に去っていくその人。

金髪で、

優しくて、

私のことを美人と言った、

その時の、微笑んだ顔。

何故か脳裏に焼き付いて

離れない…。

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ﾎﾞﾌｯ

ベッドにダイブして、真っ先に思い浮かぶのは

昼のあの人の顔。

おばあちゃん「Aちゃん、かりんとう食べる？」

おばあちゃんがドア越しに話しかけてくる

かりんとうは食べたい。でも今はそれどころじゃない

『後で食べるよ』

はぁいと聞こえて足音が遠ざかるのが聞こえた後、思わず

『…はぁ』

と溜め息を吐いた

午後の授業は全く集中できず、どんなことをやったか全然覚えていない。

集中しなきゃ、って思っても頭の中にあの人の顔がチラついて顔に熱が集まる。
今も顔が熱くなってくのがわかる。

『なんなの…これ』

お兄ちゃんなら知ってる？

お兄ちゃんなら何か教えてくれる？

早くこの気持ちの正体を知りたい…

心の中がモヤモヤして仕方がない

早く帰って来ないかな…お兄ちゃん。

心配しなくても大丈夫って思ったのに、

結局頼りっぱなしだな、私。