【ハイキュー】元引きこもりの私が恋した貴方【宮侑】 (ページ34)

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治side.

治「お前、Aさんのこと好きなん？」

スマホをいじっているツムの背中に問いかけた。

侑「は？」

まぁ、それが当たり前の反応よな、でも、最近のお前の行動を見てると、そう思わざるをえないんよ

侑「好きなわけないやろ、Aさんは俺のこと好きちゃうし」

治「じゃあ、Aさんがツムのこと好きやったらAさんのこと好きになるん？」

侑「何でそんなこと聞くん？もし俺がAさんのこと好きやとしてもお前には関係無いやろ」

治「じゃあもし俺がAさんのこと好きって言うたら？」

侑「…は？」

ずっとスマホとにらめっこしていたツムが俺の方を向いた

侑「な、おま、は…？」

治「もし俺が…」

侑「も一回言わんでええ！」

治「…」

侑「サムが誰を好きだろうが俺には関係ない」

治「嘘つけ」

目が泳いでる。わかりやすすぎやろ

侑「うっさい」

それも強がってるようにしか見えん

治「後悔しても知らんよ」

俺がそれだけ言うと黙って立ち上がり部屋に戻っていったツム。

わかっとるよ俺だって。Aさんはツムが好き。

顔は同じでもあの子はツムが好き。俺じゃなくて。

でも、ツムが向き合う気がないなら

俺にもチャンスがあるってことよな？

このチャンス、最初っから最後まで全部使ってやる。